さて、そんなチビちゃんですが、
9月から行き始めた幼稚園半日クラスは
おおむね順調に通っています。
時々朝、ぐずることもありますが、
大泣きすることなく、
お昼には元気よく帰ってきて、
ドアを開けるとすぐに母を探し、
幼稚園での出来事を話し始めます。
「ボク、硬い肉も食べたよ」
「餃子6個食べた、スイカが出た。おいしかった」
など、食事の話が一番多いです。
朝食やおやつ、昼食に何をどのぐらい食べたか
つばめも知りたいので、帰ってきたら聞くようにしています。
その他、どんな遊びをしたのかを聞きます。
チビちゃんは楽しそうに、幼稚園で習った
歌やかわいい踊りを披露してくれます。
チビ:「ボク、幼稚園で泣いた。ご飯食べる時泣いた。」
母:「どうしたの?」
チビ:「ボク、餃子食べたくなかった。」
母:「そうかー、餃子食べたくなかったんかー。
でも泣いても先生には分からないから、
今度から『ボク、今日は餃子食べたくないの』って
言ったらいいんだよ、分かった?」
チビ:「分かった。」
母:「幼稚園でどんな面白い遊びをしたの?」
チビ:「電車踊りした。」
母:「それ、どんな踊り?」
チビ「前の人の服を持って、こうやって進む。」
母:「そうかー、よかったね。」
チビ:「(帰る時)みんな泣いてるから、ボクもちょっと泣いた。」
母:「みんな泣いてるから、チビちゃんも泣いたんだー、
でも今度から泣かなくてもいいからね」
チビ:「分かった」
こんな会話から、チビちゃんの幼稚園での様子も分かるし、
泣いた理由を、後で「餃子を食べたくなかった(から)」と
教えてくれたり、「みんなが泣いてるから自分もちょっと泣いといた」
という説明に、チビちゃんの妙に冷静な面を見てクスッと笑ったり。
そんなこんなで、つばめも毎日、
チビの幼稚園報告を聞くのが楽しみです。
さて、そんなチビちゃんが
よく口にするクラスメイトの名前は
「ニウニウちゃん」。
つばめも知っている内気で甘えん坊の女の子。
話の中によくニウニウちゃんが出てくるので、
ある日、
「うーちゃんはニウニウちゃんが好きなの?」
と聞いてみると、
「好き」
という返事。
「かわいい?」
「かわいい」
とちょっと恥ずかしそうに、
でも元気に答えるチビちゃん。
そうかー、チビちゃんはああいう
おっとりタイプの女の子が好きなのかぁ、
と感心するやら、おかしいやら。
こんな小さくても、ちゃんと好きな子がいるなんて
面白いですね。
それ以来、朝ぐずった時は、
「今日もニウニウちゃん、来てるかな。
幼稚園でニウニウちゃんに会えて、うれしいね。」
などと声をかけるようにしています。
最初は、3歳にならずに幼稚園に入れるのは
ちょっと早いかな、と思ったつばめですが、
幼稚園に行き始めてから、
いろんなチビちゃんの成長が感じられ、
やっぱり入れてよかったな、と
思っているこの頃です。
つづく。
↓カニ歩きするチビちゃん