ニーハオ中国

うちのチビちゃん、生まれた直後から
甲高い声で泣き叫び続け、
かんしゃくもちの気がありましたが、
最近それがとみに顕著になってきました。

特に寝起きが一番機嫌が悪く、
すっきり目覚めてくることは、ほとんどまれ。
だいたいは、目覚めて母がそばにいなかったり、
赤ちゃんを抱いていたりすると、
大泣きしてかんしゃくを起こします。

ある日、昼寝から目覚め、
義母が赤ちゃんを抱いているのを見て
急に不機嫌になったチビちゃん、
床の上に寝っ転がって大泣き。
そのままほうっておくと、
怒って泣きながらテレビ台のほうに転がっていき、
縮こまってテレビ台の中に入ってしまって、びっくり。
どうもすねると、狭い所に入りたくなるようです。
6階でかんしゃくを起こした時は、
怒って書斎まで転がっていき、
本棚の扉を開けて中に入ろうとするので、
あわてて制止したことも。

機嫌が直ってから、
「怒ったら、テレビ台や本棚に入りたくなるの？」
と聞いてみると、
「怒ったら、テレビ台や本棚に入りたくなる」
との返事。

「でも本棚は狭くて入れないから、
　次からは机の下に入ってね」

と言うと、

「わかった」

と大真面目に答えるので、思わず笑ってしまいました。

ある日の夜中4時に目覚めたチビちゃん、
カステラを食べると言い出し、
他の食べ物を出してもダメで、
どうしてもカステラを食べると言い張って
泣き叫び続けるチビに、

「カステラはうちにないから、どこか他のおうちに
　行って食べてきなさい」

「カステラ今ないの！ないものを食べられるかどうか、
　考えてみなさい」

と、書斎に閉じ込めて反省を促しても効果なし。
しばらくして、牛乳が飲みたいというので、
パック牛乳のストローを親が挿してやると、
再びキーッと怒って大泣き（自分でする！）。
しょうがないのでもう一つ新しいのを出してやると、
今度は自分でうまくストローを挿せずに
また大かんしゃく。

最後は何も食べず飲まず、ベランダで
外を見ながら眠るという平凡な結末。
時計を見るともう6時。
夜中4時から2時間もこんな大騒ぎに
つきあわされて、親はもうフラフラです。

またある日の昼寝後、服に貼ってある
幼稚園でもらったシールをはがそうとして
うまくはがせずに、突然大かんしゃく！
ベッドに寝転がって、母をたたく、けるの大騒ぎ。
遠くに離れて、

「けるなら近くに行かない」

と言うと、泣き声倍増です。
涙でぐちゃぐちゃになった顔で
母に抱っこをせがみます。

「『ごめんなさい、もう蹴りません』と言ったら
　抱っこしてあげる」

と言うと、怒って30分以上泣き続けましたが、
最後は謝って母に抱かれたチビちゃん。
抱っこするとすぐにおとなしくなりました。

腹が立ったり、自分でうまくできないと
泣いたり、周りに八つ当たりして
蹴ったり叩いたりするのだけど、
結局はまだ眠気が覚めていなかっただけのようです。

それが分かっているので、
以前は蹴られても抱っこしてやったり、
気分を変えてやったりしていましたが、
蹴られると本当に痛いので、
今回はしばらく泣かせて謝らせました。

でもこれで分かったかというと、
また次かんしゃくを起こした時には、
同じように泣き叫び、親や祖父母を叩いたり、
物を床に投げつけたり。
前に諭したことが全然意味をなしていないので
がっくりです。

こうやって書いていると、ほんと笑い話のようですが、
毎日のように爆発するチビのかんしゃくに、
ほとほと疲れ果てている最近のつばめです。

↓テレビ台の下に入っているチビちゃん。
　こうやって見るとほんと笑えますね。