夫が出張でいない先日の晩、
我が家で修羅場が繰り広げられました。
先にふたり目ちゃん(下の子)を寝かしつけた後、
チビちゃん(上の子)にお話をしながら寝かしつけ。
そこまでは結構スムーズにクリアしたのです。
・・・が。
夜中の1時半、起こってほしくないことが
起こりました。
ふたり目ちゃんの授乳中に、
チビちゃんが起きて泣き出したのです。
こんな時、夫がいれば
夫がチビちゃんの御守役を引き受けてくれるのですが、
不在の場合は、両方泣いたら上の子を優先して
下の子を泣かせて待たせていました。
(下の子がどんなに泣いてても上の子は寝られるけど、
上の子が大声で泣くと下の子は寝られないので。)
でも昨晩は、もうあと少しで寝そうなふたり目ちゃんの
様子を見ながら、何とかふたり目が寝てから
上の子のところにいけないかと思い、
下の子の授乳を続けたところ、
上の子が大泣きを始め、
収拾がつかなくなってしまいました。
寝る前に
「ふたり目ちゃんにおっぱいをあげてる時は、
泣かないで少し待っててね」
と言うと「分かった」と言っていたのだけど、
いざ夜に目が覚めて母がそばにいないと、
やっぱり泣いてしまうチビちゃん。
泣くなといっても聞けないし、
泣いたらふたり目ちゃんが起きてしまって、
お母さんは妹を抱っこしないといけないから、
チビちゃんはよけいに長く待たないといけなくなる
という道理を説いても、そんな道理がわかる年齢でもなく、
とにかく今すぐ母にそばに来てほしくて
ワーワー泣くのみです。
結局あと少しで寝そうだったふたり目ちゃんも
すっかり目覚めてしまったので、
ふたり目ちゃんにおもちゃを与え、
その間に上の子の添い寝をして寝かしつけようとしますが、
ふたり目ちゃん、すぐに母のところまで
這ってきてまとわりつきます。
そのたびに添い寝を中断して、
ふたり目ちゃんを元の場所に戻しに行くことを
繰り返すたびに、チビちゃん大泣き。
こうして添い寝で先に上の子を寝かそう作戦も失敗。
以前は二人が同時に起きてしまった時、
ふたり目ちゃんが泣いてもほうっておいて
上の子の寝かしつけをすればよかったのですが、
最近ハイハイやつかまり立ちまで始めたふたり目ちゃん。
危なくて目が離せません。
どうしても下の子を先に寝かしつけてからでないと、
上の子の寝かしつけは無理だと悟ったつばめ。
ワーワー泣きわめくチビちゃんに、
「あのねー、赤ちゃんが寝たらすぐ
お母さんチビちゃんと一緒にネンネするから、
泣かないでちょっと待っててねー」
と言うと、泣き声倍増。
その声にいらだったつばめ、つい大声で、
「泣いても一緒!赤ちゃんは小さくて
言っても分からないからしょうがないでしょ!
赤ちゃんほっといたら、段から落ちたり、
転んで頭を打ったりして危ないから、
先に赤ちゃん抱っこしてネンネしないと
お母さんはチビちゃんのとこに行けないの!
分かった?」
と上の子に怒りをぶつけてしまった後、ふと我に返り、
「この子に怒っても何の解決にもならない。
とにかくどうやったらチビちゃんが
泣かずに待ってられるか考えないと」
と考え直し、今度はやさしい声で、
「チビちゃんが泣いたら、赤ちゃん寝られないでしょ。
だから泣かずにちょっと待っててねー」
と言いきかせるが、効果なし。
どうしたものかと困っていると、
チビちゃん、泣きじゃくりながら、
「おなかすいた、なんか食べる」
と言い出しました。
泣きわめいて体力を消耗したのか、
パンや牛乳、チーズにデザートのゼリーと、
普通の食事以上に食べたチビちゃん。
食べ終わった後、少し落ち着いた様子を見せたので、
すかさず、
「赤ちゃん寝るまで本でも読んでちょっと待っててね~」
と言うと、素直に本を手に取りました。
すでに目覚めてから1時間以上たっていて、
ふたり目ちゃんも眠そうな様子を見せたので、
おっぱいを含ませ、ついに寝かしつけに成功。
また起きたら元のもくあみなので、少し待って、
ふたり目ちゃんがしっかり寝入ったのを確認してから
チビちゃんを見に行ってみると、
本の上にうつぶせになって寝ていました。
こうして、嵐は過ぎ去りました。
一時期はどうなることかと思いましたが、
「夜明けのこない夜はない」、
こんな嵐の夜も、毎回何か偶然のきっかけで
事態は収拾するのです。
二人以上のお子さんのいる家庭は、
多かれ少なかれ、こんな嵐の夜を
体験しているはずですが、
毎回二人同時に泣かれるたびに
途方にくれてしまう新米ふたり目ママのつばめです。
↓時々、お兄ちゃんぶりを発揮して
妹を抱っこしに行くチビちゃん。