ニーハオ中国

ふたり目ちゃん、1歳3か月を前に断乳しました。
今まで寝るときには必ずおっぱいだったけど、
それ以外にも思い出してはおっぱいを欲しがるようになり、
1歳すぎて逆に授乳回数が増えて負担になってきたつばめ。

「今のふたり目ちゃんにとってのおっぱいは
　おなかを満たすものというより、
　安心感を求めてのおっぱいなんだろうな。
　そろそろやめどきかなぁ」

などと思いつつ、夜も上の子のように1時間おきに
起きるわけではなく、2，3回となんとか耐えられる範囲内だし、
やっぱりおっぱいで栄養取ってる部分もあるだろうし、
ふたり目ちゃんが安心するなら、
もうちょっと我慢して続けようかな、とも思ったり、
迷いの日々。

それが突然断乳することになったのは、
ふたり目ちゃんの病気。
7月1日に39℃の熱が出て食欲が落ち、
ほとんど母乳しか飲まなくなったふたり目ちゃん、
翌日の午後からは母乳も受け付けなくなってしまいました。
「おっぱい！」と言って吸おうとしては
やめて大泣きの繰り返し。
飲みたいようなのに、おっぱいをやろうとすると
顔をそむけて大泣きします。
病院に連れて行くと風邪との診断で、
点滴を3日間受けるように言われました。

夜カチンコチンになったおっぱいをしぼると
軽く100mlぐらい絞れて、
もうあまり出てないと思ってたけど、
どうやら1日400～500mlぐらいは
飲んでたのかもなぁ、と思いました。

翌日、再び病院で診てもらうと、
口の中にブツブツが多数できていると言われました。
うちで本を調べてみると、どうやら突然高熱が出て、
のどの奥に無数の水泡ができるヘルパンギーナという
夏風邪の一種のようです。

朝から一日中食べ物を口にしないふたり目ちゃん、
食べたい気はあり、ラングドシャなどのお菓子をやると
それを両手に握りしめて離さないのだけど、
口には入れません。
おっぱいも飲まず、のどがかわくと
水だけなんとか飲むという感じ。
かわいそうだけど仕方ありません。
この日は絞り乳70～50ccとなり、
一回ごとに少なくなっていっているよう。
2日目の今日は、もう苦しいほどには張りません。

ここで、

「どうせ飲みたくても飲めないのだから、
　ちょうどこの機会に断乳してしまおうか」

と思い到り、それを実行に移すことに。

3日目のふたり目ちゃんも、
夜頻繁に目覚めては「おっぱい」と言いますが、
おっぱいを見せると顔をそむけ、
怒ってキーキーと大泣き。
この日からミルクを飲むようになりました。
おっぱいは力を込めて吸いつかないといけないので
口の中の水泡が痛いけど、ストローでミルクだと
少しはましなようです。

4日目にはミルクを1日500mlぐらい飲んでびっくり。
今まで1日20とかせいぜい50ccぐらいが精一杯だったのです。
やっぱりかなり母乳を飲んでいたようです。

5日目にはかなり回復して食べ物を口にできるようになったチビちゃん、
1日2、3回、突然思い出しては「おっぱい」と言ったりしますが、
他のことに注意を向けるとそれで忘れるぐらいの執着のなさ。
おっぱいを吸っていた記憶もだいぶん薄れてきたようです。
つばめのほうはおっぱいを絞っても20～30ccぐらいしか出なくなり、
絞らなくてもまったく問題なくなりましたが、
「万が一の時おっぱいあげられるように」なんて思ったりして、
その後2週間ぐらい1日1回はおっぱいを絞り続けました。

この日に断乳しようとあらかじめ決めて実行したわけではなく、
「思えばあれが最後の授乳だったのか」
と後から振り返る形となり、断乳を決意したというより、
成り行きで断乳することになったので、
なんとなくつばめのほうに少し未練があるんですよねぇ。
授乳を負担に思っていたつばめですが、
いざ断乳すると、やっぱり少し寂しいです。

でも、おっぱいが飲めなかったせいで、
結構スムーズに断乳ができ、
病気が治った後は、
「大丈夫か？」と心配してしまうほどの
異様な食欲を見せるようになったふたり目ちゃん、
「おっぱい」と叫ぶこともなくなり、
夜も２，３回目覚めて泣きますが、
抱き上げるとそのまま再び眠りにつくように。
昨日の昼寝時など、DVDを見せていたら、
しらないうちにひとりで寝入っていて、びっくり。
すでにおっぱいくわえて眠りにつくという習慣から
抜け出たようです。
ミルクの量も1日200cc前後に安定してきました。

つばめのほうも、断乳2週間を過ぎて
しぼるのもだんだん面倒になり、
またここ数日で急速にしぼんだおっぱいを見て、

「ああ、もうふたり目ちゃんにおっぱいは
　あげられないんだな」

と納得した次第。
寂しいけど、やっぱりこれでよかったのだと思います。

活発に動き回り、無邪気に笑うふたり目ちゃんを見ながら、
「おっぱい卒業おめでとう、これからも元気に育っていってね」
と願わずにはいられないつばめなのでした。


P1120160 posted by (C)つばめ