カテゴリ:育児
先日、「一番おいしいものは誰が食べる?」という
日記で、わが家では一番おいしいものは 子供が食べるという話を書いたところ、 「子供をそこまで甘やかして大丈夫なのか心配」 という感想をいくつかいただきました。 そう、私もそれが心配で悩みの種なんです。 でも、ま、考えてみれば、そんなふうに育てられたわが夫も、 (私からみれば)結構まともな大人になっているわけで、 甘やかしたからろくでもない人間になる というものでもないのかなぁ、とは思いますが、 物心ついてまともになるまでの子育てが大変です。 どんな風なのかというと、 だいたいこんな感じです。 1.なにかといえば、抱っこをせがむ 2.食事を食べさせてもらいたがる 3.全体的に大人の言うことをきかず、 自分がやりたいようにやる、という態度 つばめもこんなわがままではいけないと、時には、 「重たいのに抱っこなんてできない。自分で歩きなさい」 「ちゃんと二本の手があるのだから自分で食べなさい」 などと突き放してみるのですが、 なにせ他の家族は、抱っこしてやるし、食べさせてやるので、 結局子どもは泣き叫ぶだけで、何の改善もみられません。 本当にそうしたいなら、家族が統一して子供に同じ態度で 接するべきだと思うのですが、それができないので、 つばめが突発的に突き放した態度に出ても、 何の意味もなさないのです。 なので、今はもう、ある程度はあきらめの境地です。 チビちゃんの4歳の誕生日に しまじろうから贈られた本の記録欄に、 「好きな人は?」というのがあったのですが、 チビちゃんに聞くと、母の名前は出ず、 「おばあちゃんとguguおばちゃん(夫の妹)」 と答えたのには、ちょっとしたさびしさを感じました。 母のつばめは「怒るから」ランク外のようです。 時々、自分と全く違った常識の中で育つわが子が、 自分の子供とは思えない時もあります。 ちなみに中国では、食事を食べさせたり 取り分けてあげるというのは、子供に限らず、 愛情表現や気遣いの現れのひとつともいえそうで、 つばめの友人で、同じく中国人と結婚した人が、 「最初夫の家族に会った時、 テーブルに果物が置いてあったんだけど、 義母がみかんの皮をむいて、 私の口元まで持ってきたのにはびっくりした」 というのも聞いたことがありますし、 つばめが以前仕事をしていた時、 取引先の接待で食事をよばれる際には、 円卓の料理を次々とお皿に取り分けてくれ、 食べても食べてもまた取り分けられるのに 辟易としたことも。 幼稚園の送迎の様子を見れば、 4歳でも5歳でも、大きな子供を抱っこして 幼稚園のクラスの前まで送り届ける親の姿は ごく普通に見られる光景だし、 そういうことから考えると、 わがチビちゃんは、中国では特別わがまま というのでもないのかもしれませんが、 日本に行ったら、これはとんでもないわがまま坊や ということになるでしょう。 中国の常識と日本の常識の挟間で、 いつも心揺れる、母のつばめです。 P1130557 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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