カテゴリ:育児
日本もそうだと思うのですが、中国では
より「みんなで分ける」という教育が 物心ついた頃からなされるのもあって、 チビちゃんも、自分がお友達のいる前で お菓子などを食べる際にはいつも、 先に「きみも食べる?」と聞くばかりか、 一つのお菓子を二つに分けた場合、 大きい方をお友達にあげようとします。 (最初はもちろん、大きい方を自分が取ろうとするのですが、 何度か大人に注意され、大きい方を相手にあげるのが 正しい行動だと認識していくようです。 中国ではそのように子供を教育するのが一般的だと思います)。 いつも幼稚園の帰り、近くの教会で子供を遊ばせるのですが、 幼稚園のクラスのお友達もたくさんいて、 その子たちにあげるお菓子がほしいと言ってきた際には、 「そういう発想は、日本の子供にはあまりないかも?」 と思いました。 もちろん、自分もお菓子が食べたいのですが、 その時にお友達に分けたいので、 たくさん持ってきてほしいというのです。 そして、クラスの友達から知らない子供にまで、 気前よくお菓子を配って回ります。 それがうれしいようです。 今日はドライフルーツの入ったパンの、 一番おいしそうなところを母にくれました。 ふと、 「大きい方やおいしそうな方を相手にあげるというのは、 誰に習ったの?」 と聞くと、幼稚園で習ったというのです。 「大きい方を相手にあげて、小さい方を自分が食べるの」 というので、 「でもチビちゃんもいっぱい食べたいでしょ」 とさらに聞いてみると、 「まだあるから。先にお友達にあげて、自分は後。」 と答えました。 これも幼稚園で習ったのでしょうか、 「いらない」と何度断ってもしつこくくれようとするあたり、 完全に中国人だな~、と苦笑するつばめ。 ふたり目ちゃんになんて、あげなくてもいいのに (むしろお菓子はあげないでほしい)、 という母の思いとうらはらに、おいしいお菓子を半分に割っては、 追いかけるようにしてふたり目ちゃんにあげようとします。 そういうちょっと困ったところもありますが、 分け与えるやさしさを持つこと自体は とてもいいことだと感じています。 中国人は、一人っ子が多いせいもあって、 子供を甘やかしがちだと思いますが、 老人や自分より小さい子供へのやさしさ、 分け与えることの大切さなどは、 中国では、かなりしっかりと教育される面だと 感じています。 自分が大きい方、おいしい方を取るというのが 人間本来の姿なのに、 こんな小さな子供がそれと逆のことをするのは、 日本人のつばめとしては、ちょっと偽善っぽいものを 感じる時もありますが、教育やしつけというのはそもそも、 人間の動物的本能を抑えて、周りと仲良くやっていくために なされるものかもしれません。 わが子供達は中国で教育を受け、 中国式の物の考え方や習慣を身につけていくわけで、 日本人のつばめとしては、少々複雑な心境もありますが、 どの国というのに関係なく、やさしく思いやりのある子に 育ってほしいと願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/11/24 02:52:07 AM
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