カテゴリ:本
1歳10か月のふたりめちゃんの
最近のお気に入りの絵本、 それは「かたあしだちょうのエルフ」です。 もともと、4歳の上の子のために 購入した本ですが、兄に読んでやっていると、 ふたり目ちゃんも聞き入り、 しまいには、本を持ってきて 「読んで!」とおねだりするように。 それまでは、「いないいないばぁ」だの、 「おててがでたよ」だの、 赤ちゃんに毛が生えたような絵本が好きだったのが (そして今も好きですが)、 ここ1、2か月の間に、 かなり兄と一緒に読める本が出てきました。 それまでは、兄の本は長くてまったく意味がわからないので、 怒って本を引っ張って床に投げつけたりしていたのですが、 そのうち、本を読み終わるまで 一緒に集中して聞いていられる本が出てきました。 「おおかみと七匹のこやぎ」 (グリム童話:フェリクス・ホフマン絵)や 「からすのパン屋さん」(かこさとし) などもお気に入りですが、 一番のお気に入りが、「かたあしだちょうのエルフ」です。 今まで、夜はいつも、こどもちゃれんじプラス1~2歳の絵本を 読んでやっていたのですが、1,2歳用の絵本は短く、 何冊読んでも寝付かないのが、 かたあしだちょうのエルフだと、静かに聞き入りながら だいたい読み終わる頃には目が閉じているというあんばいで、 長さ的にもちょうどいいし、内容はいまいち理解できないけど、 雰囲気だけ楽しんでるというのが 子守歌のようでちょうどいいようです。 この本は、つばめが幼稚園の時に、 毎月配布された本のうちの一冊で、 つばめ自身もお気に入りだったのですが、 毎晩子供に読んでやるようになって、 「やっぱり、何十年も読み継がれている名作というのは、 名作だけのことはあるなぁ」 と思いを新たにしているところです。 まず、絵がいい。 ひとつひとつの場面に力があり、 語りかけてくるものがあります。 この本は版画のようで、白黒が基本で色目は少ないのですが、 子供たちは毎回絵に見入っているし、 つばめ自身も絵に引き込まれています。 そして、話の内容が起承転結に富み、 毎回読むごとに、主人公と一緒にハラハラしたり、 笑ったり。絵の迫力とあいまって、 アフリカの草原の物語が、脳裏に広がっていきます。 最後に、夕暮れの草原の中に、 木になってしまったエルフのシルエットが くっきり描かれている絵には、 いつもつばめ自身が見入ってしまい、 文章を読みながら、思わず目がうるんでしまいます。 エルフの強さ、やさしさ、そして、 自然の営みの中で、生きとし生けるものが 運命として背負っているかなしみ。 そういったものを強く感じる絵本です。 子供によって好みが全然違うので何とも言えませんが、 もし機会があれば、ぜひ一度お子さんに読んであげてみてください。 P1140859 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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