この間、「中国国籍はあるが戸籍はない子の将来は!?」
という記事の中で、 「日本籍の子供として過ごすのがよいようであれば、 そのまま北京戸籍の登録をせずにいくかもしれない、 ・・・といっても、北京戸籍は登録しないというだけで、 18歳までは中国国籍を放棄せず、 中国滞在はビザなしで、海外に行く際には 通行証を使用するのがよさそう、と思っている」 という内容のことを書きましたが、 先日、日中ハーフの中学校と高校のお子さんを持つ方と お話する機会があり、 「18歳まで二重国籍で行けるというのは ちょっと甘い考えだったかな」 と感じました。 その方のお子さんは、某有名小学校の国際部にお子さんを通わせ、 今中学のお子さんは、やはり某有名中学の国際部に進学。 聞くところによると、 国際部は一般的に賛助費や授業料は高いけど、 割合低い点数でも(もしくは点数問われず) 有名校に進学できるのだそう。 「中国人の子供と同じ間口で 賄賂や賛助費払うより、 国際部のほうが明瞭会計という面はあるよ」 とその方。 聞けば、小学校国際部で賛助費2万元+授業料半年8900元。 (現在は半年約1万元との話) それ以外の費用(賄賂など)はかからなかったそう。 それを聞いたつばめの印象は、 「安い」。 チビちゃんを所属の学区以外の 少しレベルが高いと言われる学校に入れようとすると、 「跨越費(だったかな?)」なるものがかかり、 A校は3~5万元、B校は約10万元かかるとうわさに聞いており、 それ以外にコネを探すことも必要で、 その人に対するお礼なども考えると、 ほーんと、国際部のほうが明瞭会計かも。 つばめはもともと、 わが子を中国人と同じように 学校教育や受験を受けさせようと思っていたのですが、 国際部のほうが越境させるより費用も安く、 中国人の子供の受験戦争と一線を画して レベルの高い学校に入れるなら、 そっちのほうがいいかも?とも感じました。 ま、中国人の子供という意識で 厳しい受験競争を勝ち抜けるよう頑張れ、 と子供にハッパをかけるのも一つの道かもしれませんが、 わが子は、幼稚園からいつも一番後ろだし。。。 ところが。 国際部入学には、一般的にやはり 外国籍であることが条件となってくるとのこと。 以前はそれほど厳しくなく、 いわゆる二重国籍のような子供でも 国際部に入れる場合もあったのだそうですが、 近年はだんだんその条件を厳しく問われるように なってきているそうで、 「中国居留ビザが張ってある日本パスポートを持参すること」 と言われ、白紙の日本パスポートを提出してもダメで、 泣く泣く中国国籍を放棄して、 日本パスポートに中国の居留許可(ビザ)をもらって お子さんを国際部に入学させた方の話を聞きました。 へぇ~そうなんだー。 うちの上の子は、中国国籍も戸籍もあり、 普段は中国パスポートで日中を行き来しており、 日本パスポートは白紙状態。 中国人として生活しているから、 もちろん中国の居留ビザなんてありません。 下の子は、中国戸籍はないものの中国国籍はあり、 中国ではノービザ生活。 だから、日本パスポートには中国の居留ビザはありません。 もしうちの子供たちを国際部に入れたいなら、 上の子も下の子も、中国国籍および戸籍を放棄して 日本パスポートに中国ビザをとらないといけない 可能性が高そうです。 ま、国籍の選択というのは結構大きな出来事だし、 受験の有利不利だけで決められるものではないですが、 とりあえず18歳までは事実上二重国籍でOKね、 なんてお気楽に思っていたつばめは、 この先、思ったより早くどっちの国籍でいくか 選択しないといけない場面に出くわすかもなぁ、 と思った次第でした。 ↓雨上がり、久しぶりに ふたり目を連れて教会までチビちゃんをお迎え。 チビちゃんは幼稚園のお友達と走り回り、 ふたり目ちゃんは傘遊び。 IMG_3175 posted by (C)つばめ IMG_3176 posted by (C)つばめ IMG_3180 posted by (C)つばめ IMG_3192 posted by (C)つばめ IMG_3202 posted by (C)つばめ IMG_3204 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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