カテゴリ:育児
この間、ある幼稚園の一日体験クラスに
ふたり目ちゃんを連れて参加しました。 門を入ったところで、ふたり目ちゃんを遊ばせていると、 抱っこひもに小さい子を抱えて、上の子の手を引いた、 いかにも日本人ママっぽい人がやってきました。 挨拶でもしようかと思ったその時、 その人が門番の人と、流暢な中国語で話しはじめました。 「あ、中国人の方かぁ~」 とびっくり。服装やしぐさ、表情など、 かなり日本人に近かったので、 見分けがつかなかったけど、 話すのを聞いて、やっと分かった次第。 しばらくして、もう一人の中国人ママがやってきて、 二人は中国語で話しながら、教室へ。 聞けば、お二人とも旦那さんが日本人とのことで、 日本語もペラペラ。 日系企業で出会って結婚したようです。 しかし、もっとびっくりしたのが、 その二人のママの連れていた子供さんたちの日本語。 ママやお友達同士の会話やしぐさ、雰囲気に至るまで まるで日本人の子供そのものなのです。 疑問に思ったつばめが聞いてみると、 つい最近まで日系幼稚園に通っていたとのこと。 なるほど、そういうわけかと やっと納得した次第。 つばめは、中国人の旦那を持つ日本人女性の会(和華の会) というのに入っていて、 パパが中国人で、ママが日本人という 日中ハーフの子供と接する機会は結構あるのですが、 パパが日本人で、ママが中国人という子供には あまり会ったことがありませんでした。 想像の中では、 母語というように、言葉はまず母親から覚えることが多いし、 日本人男性&中国人女性のカップルの子供が 中国で暮らしている場合、 子供は日本語があまりできないのではないかと 思っていたのですが、 現実はどうやらそうではないのですね。 つまり、日本人男性&中国人女性のカップルの場合、 日本人男性は日本企業に勤めている場合が多い。 だから、日本人男性は、その会社のネットワークを利用して 子育て情報も交換できるし、 会社に勤めている同僚の子供たちが みんな行っているような日系幼稚園に子供を入れ、 子供はそこで、バッチリ日本語と日本文化を吸収する。 日本人男性は駐在員であることが多く、 いつか日本に「帰る」ということが前提であるため、 子供を日系幼稚園に入れるのも至極当然の選択であるといえる。 母親の中国人女性のほうも、日本語や日本文化を理解している場合が多く、 子供を日本人らしく育てることに関して、 そんなに抵抗を持たないのかもなぁ~と感じました。 これが我が家のように、日本人女性&中国人男性のカップルの場合、 子供を日系幼稚園に入れる家庭は、格段に少なくなります。 ひとつは家計の問題。 わが夫は日系企業の駐在員に匹敵するような 高待遇を得ているわけではなく、 特に我が家の場合、完全な中国企業の会社員。 日系幼稚園の、月6000元(約9万円)とかの保育費は とてもじゃないけど出せる金額ではないのです。 もう一つは、子供の将来の問題。 我が家は、今のところ、将来にわたって中国に住み続ける予定であり、 日本に「帰国」という道は考えていない。 だから、子供は今後ずっと中国の環境の中で育つわけであり、 子供を日本人学校などに入れるという選択を考えていない場合、 子供には幼稚園のうちから、少なくとも中国語を 中国人並みに身につけていないと、 中国の現地小学校に入って、勉強についていけないという心配がある。 もちろん、現地小学校の国際部などの選択もあるわけですが、 いずれにしても、中国で暮らしていく限りは、 中国語と中国の文化習慣を身につけていかざるをえない。 そんなこんなで、日本人のママを持つ日中ハーフは、 日本人のパパを持つ日中ハーフよりも 現地化の度合いがより強くなりがちかも。 ま、日本人男性と中国人女性のカップルも、 全部が全部、日系企業の駐在員というわけでもないだろうし、 家庭の事情もそれぞれ違って、 いろんなパターンがあるのだろうけど、 幼稚園で出会った日本人のパパを持つ日中ハーフの子供たちの 日本語のあまりの流暢さに、 「同じ日中ハーフでも、パパが日本人の場合、 日本語はあまりできないのでは?」 というつばめの想像は、みごとに打ち砕かれたのでした。 ↓北京で行ったことのあるいくつかの日系幼稚園の中で、 こんなにひろーい園庭を持つ幼稚園は初めて。いいなぁ・・・。 IMG_5947 posted by (C)つばめ IMG_5951 posted by (C)つばめ IMG_5949 posted by (C)つばめ ↓これは奥庭。これ以外に滑り台やブランコなどがある前庭もあります。 IMG_5952 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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