ニーハオ中国

チビちゃん、気がついたら
3歳半からずーっと育児日記を書いていませんでした。

考えてみると、チビちゃんの日本語は、
3歳半ぐらいから、あまり進歩していない気がします。

最近よく間違えるのが、

「誰が先に見つけたら、誰がいいものもらえるねん」

というようなもの。

「先に見つけた人がいいものをもらえる」

という意味なのですが、中国語の影響で、
いつもこの類の間違いをし、つばめが何度正しい言い方を
聞かせても、直りません。

やはり、平日朝8～17時過ぎまで中国の公立幼稚園で
過ごしているチビちゃんの頭の中は
明らかに中国語が優勢で、
中国語で物を考えてそれを日本語に訳しているため、
そういう間違いをするのかもしれません。

「ボク、初めてチンアナゴを見た時、びっくりして、
　動くも動かれへんねん」

という間違いもあります。

「全然動けなかった」ということを言いたいのが、
「動都不動」という中国語をそのまま
日本語に訳して言っているため、
変な日本語になっています。

こういう風なので、先日なども、
日本人のママの集まりにチビちゃんを連れて行くと、
チビちゃん、お友達のママに一生懸命日本語を話しているのですが、
ママのほうは、まどろっこしそうに、
「？」という顔をしています。
日本語をなんだかいーっぱいしゃべってはいるのですが、
何を言いたいのかよく分からない、
それが今のチビちゃんの日本語状況です。

この間など、メロンを8つ切りをまた半分にして
皮をむいてあげたら、

「切らないで、皮はむいて・・・」

と長々と話し、母のつばめも何を言っているのか分からず
「はぁ？」という顔をしていたら、
チビちゃん、「なんで分からへんの！」と
怒りだしました。

結局、8つ切りを半分にしないで、
8つ切りのをそのまま欲しかったようなのだけど、
表現力がないために、うまく伝わらなかったのです。
こんな風に、つばめに伝わらずにかんしゃくを起こすことが
最近結構あります。

3歳ごろから日本語の成長があまり感じられないわが子に比べ、
日系幼稚園に通う子供たちの日本語の流暢さに触れるにつけ、

「子供が親から覚える日本語は限られているんだなぁ」

「言葉というのは子供の成長につれて
　周りの環境から吸収する割合が多くなるだろうし、
　わが子が完全に中国人環境で育った場合、
　日本で育った子どもと同じように
　日本語と日本文化を身につけるのはかなり困難かもなぁ」

と思いはじめた今日この頃。

つばめは日本人なので、
子供に、日本人らしく育ってほしい、
日本人と同等の日本語を身につけ、
日本の文化習慣を身につけてほしい
という気持ちは多分に持っているのですが、
一日中国語に浸かりきっていて、
家でも母親以外の家族全員が中国語のこの環境では
なかなか難しいかもねぇ。。。

ま、だいたいこの子に、完全に日本人というのを
求めるのがそもそもの間違いかも。
チビちゃんは日中のハーフなわけだし、
血の半分は日本人だけど、
中国で生まれ育っている限りは、
相当中国人寄りに育つのは当然といえば当然で。。。
だから、中国人としてしっかり育ってもらい、
+αで、日本語や日本の文化習慣も
かなりの線まで理解できればなおよし、
と、母のつばめも頭を切り替えなければならないのかも。

その前に、ふたり目ちゃんに気をとられて、
チビちゃんとの時間をおろそかにしていなかったかと、
自身を振り返ってちょっと反省しているところです。
中国でかなり現地に染まって生活している我が家の環境で、
ほうっておいて、勝手に日本語や日本文化を理解するわけ
ないですものね！
母としてもより努力が必要ですね。

↓チビちゃん。
　最近は、母と一緒に女子トイレに入るのを嫌がり、
「だって、女の子が来たら恥ずかしいやん」と言います。
　日本語は、話す方にはあまり進歩が感じられませんが、
　3歳半以降、ひらがなの読み書きが次第にできるようになり、
　しまじろうの本を自分で読んだりするようになりました。


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