ニーハオ中国

教師節には特に先生方に贈り物をしなかったつばめ、
中秋節にはどうしようかと夫と相談。

夫が会社や取引先から、
月餅やら、どこやらの金券カードやら、
色々もらってきたので、
それを幼稚園の先生方に回そうという話だったのですが、
夫、

「あのミニシャンプー・リンスセットでいいんじゃない？
　ちょうど4セットあるし。」

という。
でも、一応資生堂とは書いてあるけど、
ミニボトルのセットで、800円程度のものなので、
贈り物としては、あんまり軽すぎるのではないかと
つばめは反対。

「君は中国の贈り物の習慣もよく理解してないくせに、
　やたらとこだわりすぎ。
　月餅なんか、どうせ先生方はいっぱいもらうだろうから、
　シャンプーセットのほうが珍しくていいよ。もうこれに決まり！」

と夫。
他にも月餅や金券カードが手元にいろいろあったけど、
どれも同じものはなく、
クラスの4人の先生には同じものを渡したほうがいいということで、
結局そのミニシャンプーセットですませることに。

「こんなので大丈夫かなぁ～」

とつばめは心配だったけど、
まぁもう、別にわが子を特別扱いしてほしいとかいう
気持ちがあるわけでもないので、
これ以上くよくよ考えないことにした。

さて、この4人はクラス担当の先生だけど、
あと保健の先生と、チビちゃん入学の際に
口をきいてもらった知り合いの先生はどうしようか。。。

「その2人の先生は、もういいんじゃないか」

と夫。

「去年は上等の中国茶をあげたよ。
　去年はあげて、今年は何もなし、というわけには
　いかないんじゃない？
　それに、国慶節明けから来年の園児募集が始まるし、
　その際には（北京戸籍のない）ふたり目ちゃんの入園に
　融通を利かせてもらわないといけないんだから、
　この2人の先生には絶対になにか贈るべし！」

とつばめはかなり強く主張。
夫も折れて、じゃあ何か贈ろうということになり、
手元の金券カード類を繰り始めた。

で、見つけたのは、ハーゲンダッツの月餅引き換え券、2枚。

「2枚おんなじのがあるのは、これだけだよ。
　でも、この引換券、月餅やら何やら8種類の中から選べて、
　蟹まで選べるんだよ。ボク、蟹食べたいなぁ。。。」

とぶつぶつ言う夫。

「ハーゲンダッツの蟹食べて、何がうれしいの！？
　蟹食べたかったら、蟹専門のお店で買った方がずっといいよ」

と夫を説得し、これを1枚ずつ保健の先生と
知り合いの先生に贈ることに。
1枚298元なり。
値段もそれなりにちょうどいい感じ？

渡し方？
2人の先生に渡してもらうよう、
義父に託したのですが、
義父、保健の先生が不在だったとかで、
知り合いの先生に2枚とも渡して、
保健の先生に1枚を渡してもらうようお願いしたそう。
それを聞いて、

「やっぱり直接渡したほうがよかったのに･･･」

と夫はぶつぶつ言ったので、つばめも心配になり、

「そんな贈り物の又渡しみたいなことして、大丈夫なの？」

と聞くと、

「まぁ、知り合いの先生が2枚受け取って了承したのだったら、
　その先生を通じて保健の先生に渡すことは
　問題ないということだろう」

と夫。
幼稚園によっては、贈り物自体受け取ってはいけないことに
なっているところもある中、
保健の先生とその知り合いの先生が
どういう仲かもよく分からないのに、
簡単に又渡しをお願いしてきた義父も義父だけど、
ま、とりあえず、大きな問題はなさそうなので、
それでよし、ということで。

かくして、あれこれと悩み深き
中秋節の贈答もこうして何とかすませたのでした。


↓近所のデパートで。

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