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ニーハオ中国

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2014/03/07
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カテゴリ:義母の死
義母が亡くなって2週間あまりがたった。
ずいぶん前のことのような気もするし、
ほんの昨日のことのように悲しみが
押し寄せてくることもある。

義母は肺がんだった。
2011年の秋冬に体調が悪くなり、
病院にかかったところ、
血液検査でガンマーカーが高い数値を示しており、
90%以上の確率でガンだろうと言われた。
しかしもともと肺が弱く、
肺活量も正常の1/3しかなかった義母は、
肺に針を刺して細胞を採取して確定診断を行うことは
危険性があると医師に言われ、
また本人にもたとえガンだとしても
手術や抗がん剤治療を受ける気持ちもなかったので、
そのまま自宅に戻り、漢方を飲んで過ごしていた。

体調は思わしくないとはいえ
一応の小康状態が2年ほど続いたが、
2013年の11月に地区の健康診断で心臓の不整脈を指摘され、
病院へ行ったところ、肺に水がたまっているということで
入院して水を抜いたのだが、その水からがん細胞が見つかり、
肺がんであることが確定。骨転移も見つかり、
余命は4か月から1年と宣告された。
しかし、肺がんの種類と遺伝子検査の結果、
特定の細胞だけに効果を発揮する
アメリカの特効薬が有効な可能性が高いことが判明。
1日1粒400元という高価な薬だったが、
他に有効な治療法もない中、
自宅に戻り、その薬を飲んで過ごすことに。

自宅に戻ってからも義母は比較的元気で、
自分の身の回りのことは自分でするばかりか、
心配して長期の泊まり込みでやってきた義母の妹二人とともに
毎日台所にたって、私たちのために食事を作ってくれていた。

年末、つばめが夫と二人の子供とともに
日本に1か月間一時帰省する際も、

「大丈夫だから行っておいで」

と、快く送り出してくれた。
1か月後、中国に戻ったつばめ達に、
肉まんをいっぱい作って笑顔で迎えてくれ、

「チビちゃんが4つも食べた」

と喜んでいた義母。
その義母の病状が大きく変化したのは、
その翌日のことだった。

つづく。





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Last updated  2014/03/24 05:12:32 PM
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