カテゴリ:義母の死
ぜんざいを食べた日の翌日から
義母は食事を全く受け付けなくなった。 半昏睡状態のような感じで、 尿も全く出ないのはおかしいということで、 その日の午後、救急車を呼んで、 病院へ向かった。 夫から話を聞いて、 「また入院したらしばらく会えないから」 と、できれば子供を連れて1階に下りて 義母に一目会いたいと夫に頼んでみたが、 もう会っても分からないから、 と断られた。 義母は病院のIPUに入ったが、 まもなく医師から、もう覚悟をしてください、 と告げられた。 その晩は夫が病院に泊まり込んだが、 すでに手の施しようがなく、 一応透析してできるだけ延命という手もあるが、 すでに昏睡しているところへ透析をしても、 よけいに患者を苦しませることになりかねないし、 また数日後に透析しなければならなくなるだけ、 という話で、透析治療も放棄。 夫によると、すでに入院着から、 家から持って行った普段着に着替えさせたとのこと。 普段着ている服があの世へ旅立つ死に装束なのだ。 もう全く回復の見込みのないようすに、 つばめも言葉が出なかった。 2日目の夜も、夫が泊まり込んだが、 日付が変わった夜明け前に 夫が帰ってきた。 こうして、義母は帰らぬ人となった。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/03/23 01:23:56 AM
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