カテゴリ:義母の死
はじめて義父とジャージャー麺の昼食を
いい雰囲気で食べた日の夜のこと。 夜は、夫が帰宅してから炒め物をするので、 材料を準備して切るものは切っておいてほしいと 言い残して出社した。 地方に滞在していたつばめ達にまだ子供がいなかった頃、 いつもつばめは料理の下準備役で、 夫が炒め役だった。 つばめが作った炒め物は全然中華じゃないと夫は言い、 私に炒めさせてくれなかったのである。 かくして買い出しと野菜を洗って切るのが つばめの役目となり(プラス後片付け)、 炒めるのは夫の係りとなった。 そんな10年前を思い出し、 「晩ご飯の野菜とか、私切っておきましょうか」 と言うと、義父、 「夕食はワシら(つまり義父と夫)が全部やるから、 君は関わらなくていい」 との答え。 それでもちょっと心配で、 夫の帰宅時間の少し前に1階に下りて、 「材料準備できました~?」 と言いながら台所に入っていくと、 全く何にも準備されていない。 「準備っていったって、 どの野菜を使うつもりなのか分からないし、 どのぐらいの野菜を洗って切ればいいかも 分からないだろ。だからあいつが帰って来てからしか 準備なんてできないじゃないか」 と義父。 ええーっ、何の野菜を準備すればいいか分からない? どのぐらいを洗って切ればいいかも分からない? つまり、義父はあれだけ 「ワシに任せとけ」的なことを言っておきながら、 誰かに指示してもらわないと、 なーんにも決めることができないのだ。 夫が帰宅してから、献立を考え、使う野菜を決め、 それから洗って、切って、作っていたら、 一体いつ晩ご飯にありつけるか分からない。 そう思ったつばめは、 「野菜なんて、うちにあるものを見て、 お義父さんが自分で食べたい物を 切っておいたらいいんですよ。 どれだけ洗ったらいいかなんて、 ひと皿に乗るぐらい準備したらいいだけですよ」 と言いながら、 その辺にあった野菜を洗って切って 下準備をした。 ところが、このことが 義父の自尊心を大きく傷つけたらしく、 義父はとたんにムスッと不機嫌になった。 夕食後、 「明日の昼は、余った白飯を チャーハンにでもします?」 と聞くと義父、どうでもいいというように、 「白飯のまま食べたらいいだろ」 との答え。ま、今晩の残りもあるし、それでもいいか、 と思いながら、そのまま6階に上がった。 さて翌日の昼、約束の11時半に1階に下りてみると・・・ つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/04/02 05:54:15 PM
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