カテゴリ:育児
北京には、中国人の夫を持つ日本人女性の会、
「和華の会」というのがあり、 和華の会の会員の子供たちが月に1回集まって、 日本語や日本文化などを勉強する 「ニッポン塾」という集まりがあります。 さて先週の土曜日、チビちゃんとふたり目ちゃんを連れて ニッポン塾に参加しました。 その日の活動は、「お買い物ごっこ」。 それぞれの家庭でいらなくなったおもちゃや本などを持ち寄り、 子供達は、ニセのお金を持って買い物をします。 さて、色んな金額のお札が印刷されたA4の紙をもらった チビちゃんとふたり目ちゃん。 まずは持参したはさみでお札を切らなければなりません。 ふたり目ちゃん、さっそくハサミで ジョキジョキとお札を切りはじめました。 まだ3歳になったばかりの危なっかしい手つきながら、 す早いハサミさばきであっという間にお札を切り終わり、 「このお金で好きなもの買っておいで。 ほしいものがあったら、 『これいくらですか?』って聞くんだよ」 と教えると、大きな買い物袋を提げて さっそく買い物に出かけたふたり目ちゃん。 ふとチビちゃんを見ると、 なーんにもせずにぼーっとしています。 「何してるの、早くお札切って買い物いかないと いいものなくなるよ」 というと、 「だって、はさみないもん」 と言います。 聞けば、自分が切ろうとしていた時に はさみがない子供がやってきて、 「貸して」と言われたので、 そのまま自分のはさみを貸してあげたというのです。 「自分も切ってないのに、なんで人に貸してあげるの。 自分が切ってから貸してあげたらいいでしょ」 と言ったけど、もうはさみは行方知れず。 ふたり目ちゃんのはさみを借りて、 親も切るのを手伝います。 (ふたり目ちゃんは自分で切ったのに・・・!) この時点ですでにかなり出遅れているのに、 チビちゃん、切ったお札を種類別に分け、 小さい方から順番に重ねていきます。 「そんなことしてたら、買う物なんにもなくなるよ。 早く買い物行っておいで!」 とせかすと、やっとうろうろとお店を回り始めましたが、 なんにも買う気配がありません。 「早く何か買ったら?」 と言うと、 「だって、あんまりほしいものないし・・・」 とチビちゃん。 ふたり目ちゃんを見ると、色んなおもちゃを見つけては、 「これ、いくらですか」 とたどたどしい日本語で聞き、 どんどん商品をゲットしています。 買い物袋はすでにおもちゃでいっぱい。 結局チビちゃんは、みんながだいたい買い漁った後から お店をうろつきはじめ、 出だしも遅ければ、品物を見定めるのも遅く、 最後にみんなの残り物のおもちゃを数点買ったのみ。 比してふたり目ちゃん、 木琴やミニピアノ、ピカチューカバンに えんぴつ、Tシャツ、雑誌に バナナケーキまでゲットして、ご満悦。 同じ兄弟でここまで性格が違うものかと 感嘆するつばめ。 帰りの車の中で、夫に事の次第を話すと、 「自分の使う前に、はさみを人に貸してあげるなんて えらいじゃないか」 とチビちゃんをほめる。 どうやら、自分は犠牲にしてでも人によくするというのは、 中国の美徳にあてはまるらしい。 しかし、チビちゃんは、ただでさえやることが遅いんだから、 まず自分がちゃんとしてから人助けしてもらわないと、 と思うつばめ。 ただでさえ、つい人に譲ってしまうやさしい性格のチビちゃんには、 あまりその点をほめるよりも、 もう少し、人に先んじられるようにがんばれ! と励ましたほうがいいんじゃないかと思う つばめなのでした。 ↓たんぽぽ摘み IMG_0389 posted by (C)つばめ IMG_0383 posted by (C)つばめ IMG_0379 posted by (C)つばめ IMG_0399 posted by (C)つばめ IMG_0395 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/04/23 01:08:05 AM
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