ニーハオ中国

日本にはそれぞれの地区に公民館というものがあり、
様々な文化・スポーツ活動やクラスなどが
開催されていますが、
中国にはそういうものはないのだと思っていました。

が、最近、近所に住むチビちゃんの
クラスメイトのママ友によると、
お子さんは夏休み中、合唱やダンス、絵画など、
地区委員会が企画する様々なクラスに
無料で参加しているとのこと。

地区委員会の下位組織になる
社区のグループチャットがあるとのことで、
早速グループに入れてもらいました。

すると早速、英語クラスや、児童劇、人形劇、
京劇のお面作りや陶器作りなど、
ほんとに様々な活動の通知が次々とチャットで行われ、
申し込みもチャットで先着順となっています。

早速、児童劇に申し込んだところ、
先に社区の事務所に子供を連れて
登録に行かなければならないとのこと。

かつて社区は、一人っ子政策時代に
その管理などをしていたこともあり、
二人目を生んだつばめとしては、
どうも家庭状況を知られたくない
後ろめたい気持ちあり、
登録と聞くと、こういう活動を通じて
何か管理の目的があるのではないかと
勘ぐってしまうのですが、
いずれにしても、小学校の宿題で
社区の活動に参加するというのがあるので、
登録しないわけにはいかず、
登録に出向きました。

その後無事、児童劇を見に行きました。
無料なので、手作りの簡単な劇なのだろうな、
と思っていましたが、
行ってみると、プロの劇団員が演じる
四字熟語をテーマにした
面白おかしいストーリーの楽しい劇で、
ふたり目ちゃんなど、
最後には感動して涙ぐむぐらい、
夢中になって見ていました。

舞台は区委員会の会議室に椅子を並べただけなので
素朴ですが、その分、劇団員の演技を
本当に間近で見ることができ、
つばめも楽しませてもらいました。

翌日、チビちゃんを連れて
王府井の新華書店に四字熟語辞典を
買いに行きました。
案の定、チビちゃん、読みふけっています。

こういった教育に関する活動や
中国伝統文化を伝える活動には
政府の補助金が出ているため、
住民はこういった様々なクラスやイベントに
無料で参加できます。

中国には公民館のようなところがないと
思っていたけど、実は家の真ん前に受付があったのか、
と最近になってやっと気づいたつばめなのでした。

夏休み後も引き続き、
様々なクラスやイベントがあるようなので
また機会があれば申し込んでみたいと思います。

↓児童劇「成語王国」

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