カテゴリ:中国で子供の教育
ここ数回、「海外で子供の日本語読書力を育てるには」
というテーマで日記を書きましたが、 読書力以外のところで、子供の日本語力、 特に会話力を育てるために、 我が家で工夫してきたことについて 書いてみたいと思います。 1.子供にできるだけ多く日本語で話しかける これは海外に暮らす日本人の親の多くが 実践していることではないかと思いますが、 とにかく、子供にたくさん日本語で 話しかけるように心掛けました。 我が家の家庭環境は、夫が日本語を話せないので 夫婦間の会話は中国語、 義父母も中国語で子供に話しかけるなか、 子供が生で日本語を耳にする機会は 母親のつばめの口から発せられる日本語のみ という状況でしたので、 普通のママの2倍も3倍も話しかける気持ちで、 「今日はいい天気だね、空が青いね」 というような、別に言わなくてもよいことまで 口に出して子供に日本語で話しかけました。 2.日本語でできるだけ多く子供の遊び相手になってやる 1は日本語に触れる量を多くするということですが、 それに加え、触れる日本語の質にも注意しました。 実際の場面体験やインパクトを伴った 生きた日本語に触れることが大切だと考えたのです。 ですので、単に日本語で話しかけるというよりも、 遊びのやり取りの中で体験としての日本語が 子供の中に染み込んでいってほしいと願って、 できるだけ多く子供の遊び相手になってやることを 心掛けました。 例えば、ママとの人形遊びとか、ままごと、 戦いごっこや、トランプ、ゲームなどを通じて、 子供はたくさんの生きた日本語を学んでいったと思います。 3.日本語で話しかけることを徹底する 子供には、夫や義父母の前であろうと、外であろうと、 日本語で話しかけることを徹底しました。 赤ちゃんは、耳から入る言葉が日本語なのか中国語なのかを 最初から識別できるわけではありません。 一人の人が2種類の言葉を話すと、子供は混乱するのではないか、 少なくとも母親が話す言葉が日本語なのだ、 と子供が理解しやすいように、と思って、 子供には日本語で話しかけることを徹底しました。 中には、家庭では子供に日本語で話しかけるが、 外では恥ずかしいので中国語で話すという方もいらっしゃり、 そのようにしても子供が日本語を身に着けられない わけではないと思いますが、 私自身は外で自分の変な中国語を子供やほかの人に 聞かせるほうが抵抗があったし、 私は日本人なのだから、日本人だということを隠さず、 日本語で話すのが自然だという気持ちがあったので、 外でも中でも子供には統一して日本語で話しかけ、 子供も私には日本語で話すようになっています。 (日中関係が悪化した際には、公の場で 日本語を話すのがはばかられる雰囲気の時もありましたが。) とはいえ、日本語で話すことを心掛けていても、 時々口が滑って、単語が中国語になったり、 日本にはない食べ物など 中国語で言ったりすることもあります。 ある友人ママは、家庭である単語をいつも中国語で 言っていたところ、子供が日本に帰省したときに その中国語単語を堂々と口に出すのを見て、 「あちゃーっ☆×※*」と思ったそうです。 お子さんには、この言葉が中国でしか通じない という認識自体がなく、日本語だと思っていたようです。 そういうこともあるので、子供には できるだけ日本人が聞いてわかる言い方で 話すほうがいいのだろうな、とは思っています。 つづく。 ↓チビちゃん、空手の昇級試験に参加。 無事合格しました。 IMG_6877 posted by (C)つばめ IMG_6882 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/11/21 10:00:10 PM
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