カテゴリ:中国で子供の教育
次は金沢工業大学付属の国際高等専門学校(ICT)。
こちらの学校は5年制となっており、 卒業すれば大専資格を取得することができ、 大学3年次に編入学が可能となります。 授業の半分ぐらいは英語で行われ、 15歳から英語とAI、人工知能などの最先端技術を身に着けて 将来それらを生かして世界の人たちと仕事をしていきたいと 考える人にはよい選択かもしれないと思いました。 授業料は寮費込みで年間300万円。 まぁ英語で専門的な授業となれば、このぐらいになるのでしょうか。 国際高等専門学校の学費 posted by (C)つばめ ↓3年次には1年間のニュージーランド留学が組み込まれています。 国際高等専門学校3年次の留学費用 posted by (C)つばめ もうひとつ、面白い高校として、 沖縄県を所在地とする「N高等学校」がありました。 こちらは、インターネット企業ドワンゴと出版大手のカドカワが 出資母体となって設立されたインターネットを利用して 授業を行う通信制をメインとした高等学校。 ネット回線さえあれば、世界のどこにいても 1日1-2時間の授業を受け、レポートを提出し、 年5日程度の教室授業を受けることで 高卒資格を取ることができること、 毎日授業を受けなくても、週末などにまとめて受講するなど フレキシブルな学習が可能であることが特徴です。 大手予備校の代々木ゼミナールが運営にかかわっており、 中学復習講座、大学受験対策講座なども充実しているほか、 高校資格取得のための科目以外に 1人1人の興味に応じたカリキュラムを組むことができ、 プログラミングや語学、小説などの物語や音楽、ゲームの創作など、 ネットで配信される一流講師のネット授業から 好きなものを選んで受講できます。 多くの授業はライブの双方向になっており、 挙手して質問することもできるそうです。 プロジェクト型授業では、カドカワ社長、ドワンゴ社長、 実業家の堀江貴文(ホリエモン)さんら選考委員の前で発表し、 優秀プロジェクトには事業展開資金1千万円を提供し、 起業を支援してもらえるチャンスもあるとか。 原田コーチングメソッドを取り入れた 担任のサポートも受けられるそうです。 ネット授業を中心としているとはいえ、講師陣、サポート陣営は 一流の人材を揃えているという感じを受けました。 ネット授業配信だけなら、高校卒業資格に必要な単位を 取得するための授業料は年間20数万円程度で済みますが (1単位7200円×1年25単位=18万円+施設設備費など63000円) (別に年5日間の沖縄などでの実地スクーリングを受講する必要あり)、 全国8か所にある校舎に通って受講する週5日通学コースを選ぶと、 +80万円程度の授業料(合計で年間110万円程度)が必要となります。 (寮長・寮母常駐の寮も完備。朝食・夕食付で月8万円程度~。) また、入試はネットコースは書類提出のみ、 通学コースも課題作文と面接だけで、学科試験などはないようです。 これからの時代、このようなネットを主体とした学びの場も 選択肢としてあるのだということを知るよい機会になりました。 子供の中学・高校進学なんてまだ先、と思っていましたが、 考えてみると、今9歳の上の子は あと2、3年で中学受験シーズンを迎え、 5、6年経てば高校受験を考える年になります。 まだまだ遠い未来の話のような気がしていましたが、 そう遠くない未来に子供の中学・高校受験を考える時期に なるのだな、ということを意識させられた 今回の海外学校説明会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[中国で子供の教育] カテゴリの最新記事
|
|