カテゴリ:ヤオハン
ホテルでの宴会後は、タクシーで駅前のカラオケへ。
ホテル前に次々とタクシーが横付けされ、 タクシー代まで渡され、幹事の先輩方の手際の良いこと。 同じ部屋だった同期は「やっぱり仕事ができる人たちは違うね」 と感心しきり。 その同期だって、ニュージーランドの大学で中国語を専門に学び、 英語と中国語ができる才女です。 当時ヤオハンは海外戦略を打ち出していたので、 そういう人たちがゴロゴロいて、 つばめは全く目立たず埋もれていました。 その同期には、 「つばめ、そんなおっとりのマイペースで よく中国で暮らしてるわね。とてもそんな風には見えないわ。 だいたいつばめ、中国語なんてできたっけ?」 と言われました。(ハイ、できませんでした笑) つばめはジャパン採用でしたが、 その同期は1年以内に海外に派遣される海外社員枠で採用されており、 そもそもヤオハンに入ったルートが違います。 つばめは当時、そんな海外枠社員を憧れの目で見ていましたが、 改めて同期や先輩方を見ると、語学ができるだけでなく、 仕事もバリバリできる人たちだったのだなぁ、と 改めて実感しました。 そんな中になぜつばめが混ざっていたのか不思議なのですが、 唯一考えられるのは、海外(中国)への興味ということ以外に つばめは流通業界への志望が強かったからかもしれません。 (就職活動で受けた会社はオール流通小売り業界でした。) さて、カラオケルームでは歌もそこそこに テーブルごとにおしゃべりが始まりました。 しばらく経った時、 つばめたちが採用試験を受けた時に人事の責任者だった Tさんと近くでお話するチャンスがありました。 「ここに集まっている人たちは皆前向きで明るく、 共通したものを持っている気がしますが、 当時のヤオハンの採用基準はどんなものだったのですか。 上司から、あるいは和田会長から何か具体的な採用基準などが 示されていたのですか」 つばめがずっと聞いてみたいと思っていたことを聞いてみると、 Tさんは自分の胸を指さし、 「ここだよ、ハートだよ」 と答えられました。 心が愛で満たされているかどうか。 小さい頃から愛情をかけて育てられ、 心が愛で満たされている人は 人の成功をうらやんだり、人を蹴落とそうとしたりはせず、 自ら前向きに物事に取り組んでいけるらしいです。 特に上から指示などはなかったそうですが、 ヤオハンは生長の家の教義を企業理念に取り入れている会社だったので、 生長の家の教えを突き詰めれば そういった人材基準にたどりついたというところもあったのかも しれません。 Tさんはヤオハンを辞した後、 自らコンサルティング会社を立ち上げ、 心理学などを専門的に学んだそうですが、 理論を知ったのちに改めてヤオハンの採用基準を思い返してみると 非常に腑に落ちるところがあったそうです。 そんな話をお聞きしながら、 なるほど、簡単にいえば、ヤオハンは明るくて 心の基礎体力がある人、いわゆるEQ(心の知能指数)の高い人を 採用していたのかもしれないな、と 盛り上がるカラオケルームの端で ひとり妙に納得していたつばめだったのでした。 →「和田一夫会長と握手」につづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/07/28 11:18:04 AM
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