ヤオハン和田一夫会長「お詫びと感謝の会」に参加
夏休み前の7月6日、つばめは単身日本に一時帰国しました。7日に神戸方面で開催予定の「中国語話者のための日本語教育研究会」に参加し、翌8日に熱海で元ヤオハン和田一夫会長の娘さん主催の「お詫びと感謝の会」に参加する予定で、子供2人を北京に置いて、単身日本に戻ってきたのです。結局、研究会のほうは記録的大雨で中止となったため、前日から熱海入りし、ヤオハン「お詫びと感謝の会」の前夜祭から参加しました。つばめは1996年、「ヤオハンジャパン」という会社に入社しました。創業者はおしんのモデルとも言われる和田カツ夫妻、熱海を中心とした野菜の行商から始まり、伊豆半島から富士山を囲むようにスーパーマーケットをチェーン展開、その後、国内の小売業界間の競争が激しさを増すなか、1970年代からブラジル、アメリカ、コスタリカ、シンガポールなど海外に打って出る戦略を掲げ、1990年にグループ本部を香港に移転し、中国への本格進出を計画していました。中国が好きで、将来中国で仕事をしたいという希望を持ち、また大学時代からイオンの前身ジャスコで3年間アルバイトを続け、小売流通業界への就職を希望していたつばめにとって当時その他日系小売企業に先駆けて海外15ヵ国に店舗を構え、中国100店舗構想を打ち上げていたヤオハンという会社はとても魅力的な企業でした。しかし入社1年後、ヤオハンは1,600億円という負債を抱え、倒産したのです。当時、戦後最大級の小売業の倒産ということで、新聞やテレビニュースで大きく取り上げられました。(その後、山一證券はじめ、北海道拓殖銀行、長銀など 大手銀行、小売企業などが相次いで倒産しましたが、 ヤオハンはその先駆けでした。)→「ヤオハンへの思い」へつづく。ヤオハン2 posted by (C)つばめ