カテゴリ:育児
新年になって、
「新しい年の初めには、この1年、こういう風にしたい、という 目標とか希望とかを考えるんだよ」 という話を子供たちにしたら、チビちゃん、 「ボクの望みはすごく大きいよ」 と言う。 「ボクが死んでまた生まれ変わっても、 また日本人のお母さんと中国人のお父さんか、 日本人のお父さんと中国人のお母さんの間に生まれて、 妹がいて、こんなに暖かい家庭に生まれたい」 「ネ、ボクの望みは大きいでしょ?」 とチビちゃん。 確かに、この一年の目標や望みではなく、 死後に生まれ変わった時の望みなんて遠大だけど、 そんなチビちゃんの望みを聞いて、 「うちよりも、もっと暖かくて、ちゃんとしてて、素敵な家庭は いっぱいあるのに、チビちゃんはそれを知らないから、 そんな望みを抱くのだ」 と、なんだかそんなチビちゃんが哀れに思えて、 切なくなりました。 思えば、小さい頃からとても育てにくかったチビちゃん、 夜中に突然ギャーッと泣き出し、 何時間も泣き止まないチビちゃんに、 親のつばめが逆切れして怒鳴りつけたり、 「もう知らない!」と泣き続けるチビちゃんを無視して放置したり、 「うるさい!」と奥の部屋に閉じ込めたりしたこともあった。 夜泣きばかりでなく、色々な面で難しい子だった。 子供を理解できず、親としてのスキルもなく、 ただ必死に毎日をやりすごすのが精一杯だった。 ふたり目ちゃんが生まれて、しゃべれるようになり、 「ママ大好き~」とすり寄ってくるのを見てはじめて、 チビちゃんが「ママ大好き」と言ってくれたことがないのに 気が付いた。 ここ数年かな。 少しはチビちゃんのことを理解しようと努力するようになり、 以前よりは穏やかに子供に接することができるようになった。 それでも常に我慢の限界を試されて切れそうな時もあるけど、 チビちゃんの口からも、「ママ大好き」というような言葉が 聞かれるようになった。 これまでのチビちゃんへの無理解と不適切な対応には 申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、 今、またこんな家庭に生まれたい、と思ってくれているのなら、 一応合格点ってことかな。 「また中国人と日本人の間に生まれたい」 と思っているようなのもうれしかったです。 子供たちにとって、心やすらぐ家庭を築いていきたいと 思いを新たにしたつばめなのでした。 ↓外出して戻ったつばめの目の前にこんなデザートが運ばれてきました。 カラースプレーで「だいすき」と書いてあります。 ふたり目ちゃん作。 大好き posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/01/15 02:28:18 PM
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