カテゴリ:育児
小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」 posted by (C)つばめ 一見説教っぽいタイトルですが、 この本の内容はなかなか示唆に富んでいます。 書かれていることには明確な根拠があるというものではありませんが、 著者の中根克明氏は「言葉の森」という作文教室を経営されており、 長年の経験から出てくる言葉には説得力があります。 うちの子は下もすでに小3で低学年もまもなく終わりですが、 もう少し早く出会っていれば、と思わせられた本でした。 著者によると、作文教育の中には、 「創造性」や「思考力」を育てる新しい教育の可能性があるといいます。 小学校低学年の勉強はほどほどにできていればよく、 成長に応じてやがて誰でも自然にできるようになるものだそうです。 しかし学年が上がり、みんなが普通に勉強ができるようになってくると、 そこから物を言うのが「創造性」や「思考力」であり、 これこそが本当に必要な学力であると主張されています。 そして、この「創造力」や「思考力」を育てるものは、 目に見える勉強よりも、 「読書」「親子の対話」「自由な遊び」「自主的な生活」など、 家庭生活の中で普通に行われているものなのだそうです。 だからこそ、子どもの放課後を、学習塾や習い事などで 埋め尽くしてはならないといいます。 小学校低学年は、 「よく遊び、少し学べ」をモットーに、 家庭学習の習慣がつけば十分と考え、 子どもが「好きなことに熱中する」時間のゆとりを持たせてやることが 何よりも大切で、そうして「創造力」「思考力」を養うことが 小学校高学年以降の伸びにつながるのだそうです。 そんなゆとりと遊びを大切にしたい小学校低学年ですが、 ただひとつ、たっぷりさせたいことは「読書」。 小学校低学年の時期は、勉強=読書と考えてよいといいます。 著者は、小学校低学年3年間の読書量で学力が決まる、 とまで言い切っています。 それぐらい、読書がものすごく大切だ、と 長年の経験からひしひしと実感しているのでしょう。 また、読み聞かせは「耳からの読書」であり、 耳から入る言葉が増えれば増えるほど、 目から入る言葉の理解も深まるので、 読み聞かせをすればするほど、自分で読む力もついてくるそうです。 色々な本を読むのもいいのでしょうが、 同じ本を毎日読み聞かせる効用についても書かれていました。 そういえばつばめも、子どものとき、 母親に桃太郎など決まった話を毎日毎日語り聞かせてもらい、 のちにはお話テープ(確かさるかに合戦だったかな?)を 何度も聞きながら眠りについていたことを思い出しました。 自分で読むようになってからも、いろんな本を手に取りつつ、 気に入った本は何度も読み返して楽しんでいた気がします。 →②につづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/02/27 01:02:18 AM
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