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2020/02/09
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カテゴリ:育児
小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」
小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」 posted by (C)つばめ

→①のつづき。

本の前半は主に読書の効用について書かれていましたが、
後半には、家庭学習についても書かれていました。
小学校低学年の家庭学習(宿題ではなく自主学習)は最低限でよいが、
毎日確実にやり、自主的に学習する習慣をつけることが大切だとのこと。
学習内容うんぬんよりも、習慣づけが目的なので、
「少なすぎる」ぐらいがちょうどいい分量であり、
早く終わっても追加は厳禁だそう。

叱ったり注意したりはできる限り少なくし、
テストで×をもらってきたら、何が分かっていないか分かって
また賢くなれるね、と喜ぶぐらいがよいそうです。
勉強は、明るく楽しくおもしろくやっていくのが大切、
それは確かにその通りで、小学校低学年の間に、
「勉強って楽しいな」という思いを育てることが
後の学力の伸びにつながっていくのでしょうね。

また、これから子供が生きていく時代は
これまでのようにテストで測れるような
画一的な能力だけが必要とされるのではなく、
遊びの中で育てた個性が光る時代だとおっしゃっています。
これからは、自分の道を追求した人が活躍する時代となる、
そのためには、答えのある勉強を一生懸命するだけでは足りず、
自由な遊びの中で「創造力」「思考力」を育んでいくことが
大切になるというお話には、深く考えさせられました。

後半の「遊び」をとことん充実させる提案は、
昔ながらの素朴なものが多かったですが、
プログラミングを「有用な遊び」とされていたのが
昔にはなかったところでしょうか。

子どもを本当に地力のある子に育てていくために
親がしなければならないことは、
目の前の成績に一喜一憂することではなく、
子どもの実力にフォーカスし、それを信じて伸ばすこと、
そして態度についてのしつけ
(例:挨拶、靴を揃える、悪い言葉は使わない、
だらしのない恰好をしな、嘘をつかないetc.)をしっかり行い、
掃除など少し負担のある家事手伝いを毎日させることで、
片づけ力を養うことが大切と説きます。

ひとつだけ、どうなのだろう、と思ったのは、
英語学習はいつから始めるべきかということについて、
第二外国語である英語の文の理解を支える土台は
母語である日本語の文の理解なので、
小学校最初の時期はまず日本語力を育てるべき、
英語は中学校から知識的な勉強を始める前に、
小4ぐらいから英語の音声に慣れる練習を始める程度でよく、
それ以上の前倒しは必要ではないとされたこと。

中国では、英語の音に慣れ親しむ程度は
幼稚園までにやっている子が多く、
小1からは学校で英語のヒアリングとスピーキングを中心とした
系統だった文法教育が始まり、読み書きは小3から始まります。
確かに、英語文の理解を支える土台は日本語文の理解である
とは思いますが、いきなり小1の理解力を超えるような英語を
教えるわけでもありませんし、
日本語力育成の妨げになるほどやるわけでなければ、
小1ぐらいから学校で少しずつ英語を始めたほうが、
ちょっと恥ずかしさなども出てくる小4などから始めるより
よいのではないかな、という気もします。

学校で英語をほとんど習わない状態で、
外部の塾などで週1回とか習うだけであれば、
実質的な英語力にはあまり関係なく、
それこそ英語に親しみ、好きになる
というのが一番の狙いになるのでしょうから、
筆者のおっしゃる通り、小4ぐらいからでよいのかもしれませんけどね。

今後はより優れた機械翻訳などがどんどん出てくることが
予想されるとはいえ、ますます国際化する社会で、
英語によるコミュニケーション能力は
あるに越したことはありません。

長々と書きましたが、全体的には、
この本はつばめにとってとてもためになりました。
特に目新しいことがあるわけではありませんが、
まるで競うように子供に勉強させ、習い事を詰め込む
中国の忙しい風潮に流されて忘れがちだった
当たり前のことを再確認させてもらった感じです。

それより何より、夜、布団にくるまれながら、活字を読む幸せ。
外出がままならない現状は不便といえば不便ですが、
そのぶん長く忘れていた心の余裕が少し戻ってきた気がする
今日この頃です。





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Last updated  2020/02/27 01:07:37 AM
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