ニーハオ中国

北京市は、4月13日からネット授業で教科書を教えるということで、
我が家の小5の息子、小3の娘にもそれぞれ6冊ずつ
教科書が郵送で届きました。


教科書1 posted by (C)つばめ


教科書2 posted by (C)つばめ

教科書が届き、勉強しやすくなりましたが、
他の省では続々と学校再開の動きがあるのに、
北京はここから本格的にネット授業ということは、
まだまだ学校再開は遠いのかな、とも感じていたつばめ。

↓すでに学校を再開した11の省（4月7日時点）

?学1 posted by (C)つばめ


?学2 posted by (C)つばめ

↓学校再開予定日が決定した13の省（4月7日時点）

?学3 posted by (C)つばめ


?学4 posted by (C)つばめ

もしかしたら北京は今学期、このままオンライン授業で
行くのではないかという気もしていましたが、
北京市教育委員会の4月7日の発表によると、
オンライン授業の開始は今学期、
学校を再開しないことを意味するのではなく、
学校再開準備は最終段階に入っているとのこと。

↓北京市教委新闻发言人：北京中小学开学时间近期将公布（中国語）
http://www.beijing.gov.cn/gongkai/hygq/t1624929.htm

4月13日より本格的なオンライン授業が始まりますが、
合理的な統括によってオンラインとオフラインをうまく組み合わせ、
新型コロナウイルス予防・コントロール措置の常態化に対応した
カリキュラム・教育の枠組みを構築するとしています。

その目的は、子供たちの教育計画において、
できる限り欠けることなく、今学期の教育内容を
予定どおりに完了させること。
そのために、学校が準備すべきこととして、
どれがオンラインで教えるのにふさわしい内容で、
どれが自主学習で対応できる内容なのか、
今学期の教育内容の合理的な区分けと抱き合わせを
行わなければならないと述べています。
この過程において、
教育・授業の効率を高め、
少ない授業時間で目標に到達できるように
元の授業時数や科目間の垣根を超えてもよいとしています。

これと同時に、教学問題検討グループや各教科の教師は、
今学期の学習指導要領と教科書の内容を照らし合わせて取捨選択し、
核心をなす主要知識や大きな概念を取り上げて説明し、
少ない時間で、最も効率よく、今学期の学習指導要領の
内容を完了しなければならないと述べています。

先生方にとっては過酷な要求ですが、
子供たちのために、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。

学習効果の評価については、期末テストのみで決定するのではなく、
学習過程の評価の比率を高めることなどが述べられています。
期末テストは各区が統一して指導することとし、
各学校が規定外の内容をテスト範囲に入れて
テストの難易度を上げることを禁じています。

最後に、1年の教育内容を予定通り完了し、
子供たちが新型コロナウイルス流行期間に学ぶべき
知識や能力、方法、情緒、態度、価値観が損失を受けない、
あるいは損失を最小限に抑えるとしています。

新型コロナウイルス予防・コントロール措置の
常態化はほぼ確実と見られるなか、
オンラインとオフラインの組み合わせによる長いスパンの計画を立て、
流行状況がどのようになろうと教育目標を達成できるように準備する
というのが北京市教育委員会の方向性のようです。

しかし、、、
これは先生にとっても、保護者にとっても
チャレンジが続きますね。
教師側にも負担が大きいですが、
オンライン、オフライン含め、家庭での自主学習として
親の肩にかかる負担も並大抵ではないことが予想されます。

これまでも子供たちが1日中家にいてそれなりに大変でしたが、
もしかしてこれからが大変さの本番！？

まずは4月13日からのオンライン授業がどうなるのか、
ドキドキしているつばめです。