カテゴリ:中国で子供の教育
だいぶん前の話になりますが、
子供にオンライン授業の重要性を説明することは 大切なんだな、と思った話。 (まぁオンライン授業だけでなく、勉強の意義を語ることは 大切なんでしょうけど、未熟な親のつばめは 普段から全然できていません苦笑) つばめと子供たちは、春節前夜の1月24日に 日本から北京に戻ってきましたが、 その頃から中国で新型コロナウイルスが本格的に広がり始め、 2月17日からの新学期開始は危ういと思っていたところ、 予定通り17日からネット授業が始まりました。 ただし、1日25分×2コマだけで、 しかも新しい教科書の内容を教えないという方針だったため、 「登校再開後に新しい教科書の内容を 一気に詰め込まれるのかな」 と心配になったつばめ、友人お勧めの 教科書に対応した民間の無料ネット講座を 予習として子供たちに見せることにしました。 リアルタイム授業も受けることができたのですが、 都合のよい時間に見られる授業録画を見せていました。 (詳細は過去ブログ 「コロナで休校が続く中国、学習塾各社が 教科書対応のネット生中継授業を無料で公開」を参照。) 塾の先生は授業が上手ですが、 顔が見える状態での双方向ではないだけに、 子供たちはすぐに姿勢は崩れるわ、 手元にあるもので遊び出すわ、 気づいたら1.5倍速や2倍速にして授業を見ていたり、 親や先生などが見ていないと思ったら 本当に何をするか分かりません。 息子のいる部屋と娘のいる部屋を往復しながら、 なんとか真面目に取り組ませようとしましたが、 そもそも我が家の小学生たちは1コマ90分どころか、 その半分の45分間でも パソコンの前で集中力を保った状態で じっと授業を聞いていること自体 難しいことが見て取れました。 そんな状態で1か月半ほど塾のネット授業を受けた後、 4月13日より、北京市教育委員会作成のオンライン録画授業 「空中課堂」(1コマ25分×1日3~4コマ)+ 小学校の先生方による毎日の宿題配布・チェックと 国語、算数、英語各週1回の顔が見える形の双方向オンライン授業 を組み合わせた家庭学習がスタートしました。 1日目、小5の息子は 「もう塾のネット授業で見たのに、 なぜまた同じ内容をもう一度見なければならないのか」 と大荒れ。授業をボイコットせんばかりの勢いで、 親が注意しても全く聞く耳もたず、 初日はほとんど授業を聞かずに終わりました。 その日の夜。 新型コロナウイルスの問題はいつ解決できるか見通しが立っておらず、 子供たちがいつ学校に戻れるか分からないこと、 今まで予習として塾のネット授業を見ていたが、 北京市の「空中課堂」のオンライン授業はこれとは違い、 学校の授業をオンラインで実施するということで、 いつ学校が始まるか分からないけれども、 空中課堂で勉強した内容は 学校が始まってから、もう一度教えることはないので、 きちんと勉強しないとその部分の知識が抜けてしまうこと、 そうなって困るのは自分自身であることなどを 話して聞かせました。 翌日から、あれだけ大荒れだった息子が まじめくさった顔で授業録画を見ながら勉強するようになり、 拍子抜け。 新型コロナの状況、学校再開の目途、 塾の授業と「空中課堂」の位置づけの違い等、 全体的な状況を子供はほとんど分かっていなかったんだな、 ということに気づき、 もっと早くきちんと説明しておけばよかったと思いました。 低学年の場合は、そんな道理がどこまで通じるかは不明ですが、 やっぱりオンライン授業の重要性を 最初にしっかり子供に話しておくことが大切なんだな、 と気づきました。 →「塾のオンライン授業の弊害」へつづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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