カテゴリ:中国で子供の教育
→「オンライン授業の重要性を子供に説明する」のつづき。
結果からいうと、我が家の場合、 塾のオンライン授業は、受けないほうがよかったです。 授業を漫然と聞いているだけでは予習にすらならず、 それなのに、「これはもう勉強した」という気にだけはなるので、 弊害のほうが大きかったというのがつばめの印象です。 国語なら、新出単語や語彙の書き取り、音読練習、作文など、 算数も授業を受けた後、教科書や問題集の問題を解いてみる、 などのことが学習には必要ですが、 塾の無料オンライン講座は そこまできちんと面倒を見てはくれません。 (有料講座は違うのかもしれませんが。。。) 結局、4月13日より 北京市教育委員会作成の録画授業「空中課堂」+ 「空中課堂」の進度に合わせて毎日学校の先生から送られてくる 漢字書き取りや音読、暗記、作文、練習問題などの宿題に取り組む +各科目週1回の小学校各科担当教師によるオンライン授業で 宿題で多い間違いの解説などフォロー という形になってはじめて、 その課の内容を勉強した、といった感じになりました。 学校の先生が単元終了ごとにオンラインテストを 実施してくれるので、復習の機会もあります。 北京市教育委員会がオンライン授業を提供する準備をしているから、 他で教科書のオンライン授業などは受けないで、といったようなことは 2月17日の始業時点ですでに耳に入ってはいましたが、 北京市の準備するオンライン授業がどんなものか分からず、 またいつそれがスタートするかも分からなかった当時は それが信じられず、結局塾のオンライン授業に走ってしまいました。 当時分かっていれば、塾のオンライン授業に使った時間を もっと別のことに使えたかもしれません。 唯一、塾のオンライン講座が見つからなかった 英語(北京出版社)だけは、 家で事前に新出単語にマーカーを引いて意味を確認し、 本文を何回も読む、といった簡単な予習をしていたのですが、 これが予習としては一番役立ちました。 今、英語の「空中課堂」は、1回25分授業1~2回で1課終了という かなり早いスピードで進んでいますが、 暗記の宿題が出てもそうつらくないのは、 予習段階でほとんど覚えるまで読む練習をしていたおかげです。 塾のオンライン講座を受けさせるなら、 学校の授業と重ならない内容で、 そして受けるなら子供によく道理を話し聞かせ、 きちんと課題もこなしていくという 心構えと態度が必要なのだろうな、と思います。 オンライン授業で子供にきちんと宿題をやらせる、 ということは結構難しいように思えますが、 息子が受けているプログラミングのネット授業などは、 オンラインで宿題が出され、 それに取り組んだかどうかも先生はリアルタイムで分かるようで、 やっていないと、次の授業の2日前ぐらいに 先生からフォローのチャット連絡が入り、 分からない部分はいつでも先生に質問できるような システムになっています。 オンライン授業では、授業の質もさることながら、 こういった体系だったフォローアップシステムが あるかどうかによっても、 学習効果に大きな差が生まれるのだろうな、と感じています。 新型コロナウイルスの流行がきっかけで 学びの場も大きく変化しましたね。 学校の学習だけでなく、子供たちの通う空手道場も オンラインで練習を開始しました。 子供たちは慣れるのも早いですが、 親のつばめもなんとか時代の変化に置いて行かれないように 学んでいかないと、と思う今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/06/08 05:22:21 PM
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