カテゴリ:中国で子供の教育
北京市で6月11日より発生しているクラスター感染、
大規模なPCR検査と徹底的な追跡調査で 1か月ぐらいで収まればよいなぁ、とは思いますが、 このような感染が2回、3回と繰り返される可能性は 否定できません。 さて、6月17日午前に開催された 北京市新型コロナウイルス関連の記者会見で、 北京市教育委員会のスポークスマン李奕氏が オンライン教育の授業手配についての疑問に答えました。 0617上午北京新??布会 posted by (C)つばめ Q:感染症状況の変化と新たな措置によって、小中学校の夏休みは再調整されますか?新学期は予定通り学校をスタートすることはできますか? A:夏休みに関しては、すでに発表があった期間及び全体的なオンラインとオフラインを組み合わせた授業計画にしたがって、7月11日から9月1日の期間が正常の夏休み期間となります。これについて変化はありません。(中略)新学期の手配についてですが、各区及び学校は休暇期間を利用して教師と調整を行い、2020-2021年度第一学期のオンライン授業とオフライン授業の両方の準備を行うとともに、前期のオンライン授業、登校授業、学校の予防コントロール措置、教育・授業管理等の面における経験や方法を入念に整理してまとめ、漏れをチェックして欠点を補い、問題解決に有効な措置を研究し、新しい学年の新学期開始に向けた十分な準備を行うこととします。(以上、つばめ仮訳。中国語は以下の通り↓) 0617-1新??布会 posted by (C)つばめ これを見てショックを受けた保護者の方も多かった模様。 なにしろ、北京市は今回の感染拡大により 今学期の登校は小1~高3までオール中止となったうえに、 9月から始まる来学期も在宅オンライン授業となる 可能性があるということですので、 遅くとも来学期には子供が通常通り登校できるようになり、 親も日常を取り戻せるかと思っていた保護者にとっては そんな淡い希望が打ち砕かれるような通知です。 先生方も、やっと夏休みになって少しほっとできるかと思っていたら、 休みを利用して、9月からのオンライン授業と登校授業の どちらにも対応できるように両方の準備をしろだなんて、酷な話ですね。 しかしまぁ、冷静になって考えてみると、 第二波があるなら、第三波、第四波もありうることは 当然想定しておくべきで、 今回の新発地市場に端を発する一連の感染拡大が収まったとしても、 いつ何時、再び感染が広がるか分からないこの状況下では、 教育委員会として、オンラインとオフラインの両方の準備をしておく というのは、妥当な判断だと思われます。 また、普段中国の現地校に通って学校教育を受けているけれども、 今なお日本など国外にいて中国に戻れていない生徒たちにとっては 教育委員会が来学期も通常授業の準備だけではなく、 オンライン用録画授業「空中課堂」も並行して準備するのであれば、 これは福音ともいえます。 二学期については触れていませんが、少なくとも9月から始まる一学期は 状況がどう転んでも対応できるように、 「空中課堂」も準備されるとみてよいのではないでしょうか。 (あくまでつばめの予想ですが。) 北京の感染状況は予断を許しませんが、 子供たちは登校するにせよ、在宅になるにせよ、 学習のために必要なものは準備してもらえそうだということが分かり、 最初の「9月以降も在宅の可能性も・・・!?」 というショックを引きずりながらも ちょっと安心感も感じるつばめなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/06/28 01:06:49 AM
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