カテゴリ:読書(現代)
表紙の帯に書かれた『横山秀夫最高傑作!』っていう
コメントに惹かれて購入していた『第三の時効』。 主人が先に読んで、こりゃぁすごいぞ!って、あんまり 誉めるので、かえって後回しにしていたのですが、 ついに読み終えました。 確かにこれはすごい! 重厚感あふれる文章と内容とテーマ。 生き生きとした登場人物達。 最後まで一気に読ませる構成力。 どれをとっても一流でした。 ただ逆にすごく精巧すぎて、軽い気持ちでは読めない 時間的にも、体力的にも余裕のある時に、じっくりと 腰をすえて読んで欲しい1冊です。 この手の小説はかなり読んでいるので、途中で話の筋を 読みきってしまうケースも多いのですが、今回犯人正体と、 動機まで読みきれたのは作品中1つだけでした。 今年に入ってから続編を書き始めたそうなので、今後が とても楽しみなシリーズです。 内容の方は(楽天ブックス参照) 殺人事件の時効成立目前。 現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」 とはいったい何か!? 刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、 全六篇の連作短篇集。 本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、 硬質なエレガンス。 圧倒的な破壊力であぶり出されるのは、男たちの矜持だ。 大人気F県警強行犯シリーズ第一弾。 という感じです。 今まで警察小説といっても、警察内の裏方さんにスポットを 当ててきた横山さんでしたが、今回はど真ん中の捜査一課の 強行班が舞台です。 とは言っても、普通の警察小説で終わらない所は流石でしたね。 第三の時効 660円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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