カテゴリ:読書(現代)
初めて読む作者のお話は、なんだか不思議な物語
でした。 お話の内容の方は(楽天ブックス参照) ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。 声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。 もういない、わたしの弟。 ―天使みたいだった少年が、この世につかまろうと 必死でのばしていた小さな手。 残された古いノートには痛いほどの真実が記されていた。 ある雪の日、わたしの耳に懐かしい音が響いて…。 物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい 第一長篇。 こんな感じで始まった物語は、弟が残したたくさんの ノートを、姉が読み返しながら思い出をたどるように 進んでいくのですが、なんとも奇抜なエピソードに 度肝を抜かれっぱなしです ファンタジーのような感じもするし、結構シビアな 印象も受けるし、他にちょっとない感じなんです。 子供向けのようにも思えるし、大人じゃないと理解 できないような気もするし、とらえどころのないお話。 でも、ラストシーンはじんわりと温かくて、そうか そこに繋がったかっ!て救われました。 大人向けのファンタジーなのかな、やっぱり ぶらんこ乗り 499円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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