カテゴリ:読書(現代)
『夜のピクニック』が良い作品だったので、恩田陸さんの
本をまた購入してみました 『ドミノ』という作品です。 他の方の読書の感想でも、勢いがあって面白かったという 意見が多かったとおり、びっくりするくらい大勢の登場人物が 出てくるにもかかわらず、よく練られた構成と展開で、一気に 読み進めてしまいました 複雑に絡み合った、27人と1匹。 それぞれのキーワードが、ちゃんと納まるところに納まって ラストまで読ませる力はすごいですね 登場人物もすぐに頭に浮かんできそうな位、キャラクターが 出来上がっているので、こんがらがることもありませんでした。 全体的に面白かったのですが、一箇所人間観察のテストの所で 「アトピー」を用いた描写があって、 アトピーかと思ったけど、手を見たら綺麗だった、顔を見たら なんともなかった。 この使い方はあまり気持ちの良いものではなかったので少し 残念でした。 病気で苦しんでいる人が読んだらと思うと、軽はずみな表現は 避けた方が良いんじゃないかなって思っちゃって。 それ以外は面白かったので残念かな。 このお話が好きな方は伊坂幸太郎さんの『陽気なギャング』 シリーズなども面白く読めるんじゃないかな。 恩田さんの別の一面を垣間見たような、エンターテイメント 作品でしたね。 ドミノ 579円 陽気なギャングが地球を回す 660円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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