カテゴリ:読書(現代)
映画化されたこともあったので、ずっと前に買ってあった
『地下鉄に乗って』を読み返してみました。 お話の方はというと(楽天ブックス参照) 永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。 ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。 さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に 商いに励む父に出会う。 思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。 吉川英治文学新人賞に輝く名作。 これって浅田さんのお父様の自伝的な内容だって言う事を 今回再確認しました。 バイタリティー溢れる野心家の父と、それに反発して家を 高校卒業とともに出た次男。 父が入院したことをきっかけに、父の過去に思いをはせた 途端、過去にタイムスリップして今まで知らなかった父の 一面を垣間見る息子。 そこに何故か愛人のみち子も巻き込まれて、、、。 意外な事実の発覚と、ラストの切なさに心を打たれます。 これは確かに映像化しやすい作品かもしれないですね。 時代設定にもこだわって、本当に地下鉄の構内で撮影した らしいので、映像のこだわりが楽しめそうです。 堤さんは好きな俳優さんなので、機会があったら映画も 観てみたいと思いました。 地下鉄(メトロ)に乗って 579円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書(現代)] カテゴリの最新記事
|
|