カテゴリ:読書(時代物)
中谷美紀さん主演で映画化されていたので、ちょっと
気になっていた『あかね空』を読んでみました。 時代小説好きだけど、この方の作品は初めてです。 お話は(楽天ブックス参照) 希望を胸に身一つで上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。 己の技量一筋に生きる永吉を支えるおふみ。 やがて夫婦となった二人は、京と江戸との味覚の違いに 悩みながらもやっと表通りに店を構える。 彼らを引き継いだ三人の子らの有為転変を、親子二代に わたって描いた第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。 人情話というのがぴったりの読みやすいお話で、永吉の 豆腐に対する思いが、1つずつ叶う度にほろりときて、 ほんのさわりの部分で少し泣きました このまま感動させていくのかと思いきや、家族だからこそ 生じてしまう「すれ違い」を細やかに描いて、微妙に嫌な 空気をかもしだしながら、一気にラストへ。 全体を通して淡々としていますが良いお話でした。 パッチギ!のDVDを観たあとには、これくらいのまったりが ちょうど良かったかも でも。作者がこの作品で直木賞を受賞されていたなんて全然 知らなかったです 毎年チェックしてるはずなんだけどなぁ(笑) あかね空 619円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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