『谷中黒猫殺人事件』 風野真知雄
最近、はまって読んでいる「耳袋秘帖シリーズ」の5作目です。お話の方は美人姉妹が住む谷中の“猫屋敷”で事件が発生した。姉妹の父親は、五年前に「押し込み強盗」で殺された海産物問屋のあるじであった。火付盗賊改方の長谷川平蔵が処理した押し込みの一件に、“猫屋敷”の事件は関係があるのか―。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。黒猫って、どうしても不吉な象徴みたいな描き方をされちゃいますよね。日本の小説でも、海外の小説でも。海外だと魔女の手先とかになっちゃうしf^^;実際の黒猫はつやつやした毛並みで可愛いのになぁ。白い猫よりも、断然私は黒猫派なんです。それにしても時代小説に出てくる女性には美人さんが多いですよね。殺されるのも美人だし、主人公の恋人も美人。こういう捕り物系の本だと、読むのは男性の方が多いだろうから、作者も配慮するのかしらこのシリーズに欠かせない赤鬼の家来に美形の男性も出てくるんだけど、こちらは美形でもモテないのねこれも男性読者に対する配慮が感じられる気がするわって全然本の感想になってないけど(笑) 谷中黒猫殺人事件680円