カテゴリ:読書(現代)
今回の本も子供のいない夫婦の物語だったので、自分と 重ねて読んでしまいました お話の方は 「私と別れても、逍ちゃんはきっと大丈夫ね」そう 言って日和子は笑う、くすくすと。 笑うことと泣くことは似ているから。 結婚して十年、子供はいない。 繊細で透明な文体が切り取る夫婦の情景―幸福と呼び たいような静かな日常、ふいによぎる影。 何かが起こる予感をはらみつつ、かぎりなく美しく、 少し怖い十四の物語が展開する。 他人だった2人が、それぞれの個性や習慣を保ちながら 一緒に暮らしていく。 そこに生じる少しの齟齬と、喜び。 それを淡々と描いているようで、逆にリアル感が出て いる不思議な小説でした。 1個1個のお話が短いので、少しずつ寝る前に読むのに ぴったりな1冊って言う感じでした 赤い長靴 499円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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