カテゴリ:読書(時代物)
ですが、このままだと新宿歌舞伎町の世界にどっぷり 浸かってしまいそうなので、気分を変えて時代小説を。 山本一力さんの文庫本最新刊の『峠越え』です。 お話の方は 江戸深川の女衒の新三郎は仕事の不始末で背負い込んだ 借金返済の旅に出た。 その旅先で壺振りおりゅうと出逢った偶然が、新三郎の人生 を大きく変えることになる。 二人で新たに人生をやり直すべく彼女が考え出したのは江島 神社の裸弁天を江戸へ持ってきて公開する「出開帳」 成功すれば何千両もの拝観料が手に入り、堅気に戻れるが…。 山本さんの最新刊って言うだけで買ってしまったので、 内容を知らずに読み始めたら女衒が主人公 花街に落とす女性買い付けのお話??、もしかしたら 女性が読むには辛いお話かな??なんて心配しながら 読み始めたのですが、この作品も気風の良い若者達が、 知恵を絞りながら人生を切り開いてく、とても前向きで、 読後感の良い1冊でした。 女衒の元締めや、てきやの親分等の渡世の大物が沢山 出てくるので、結果としては「新宿鮫」に通じるものが あったかも 次はもうちょっと軽い気持ちで読める作品をセレクトして みようかな~。 峠越え 760円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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