カテゴリ:読書(現代)
薄い本の中に24章の短いお話が詰まっているので、 電車の中や、寝る前に何章か気軽に読むのに向いて いる感じの1冊です。 内容のほうは 二十代の頃の恋愛、作家デビュー、母との別れ…。 川端康成の『掌の小説』に触発された著者がささやく ように書きつづった、美しく、ちいさな二十四の物語。 私小説のような味わいを持つ掌篇のストーリーと切れを 楽しみながら、人気作家の素顔を垣間見ることができる 特別な一冊。 最初の1話目が、実際に母との別れを体験した時に、 いつか文章にしようと心に温めていたエピソードと いうこともあり、どこまでがフィクションなのか 曖昧で、私小説っていう言葉がぴったりの1冊でした。 読みやすい文体で、さらさらと読めてしまいます。 石田さんの本を初めて読む方には、ちょうど良い 1冊かもしれません てのひらの迷路 559円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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