カテゴリ:読書(現代)
文庫本の『ブルータワー』 本を読むのが比較的早い私にしては、読み終えるまで 時間がかかってしまった1冊です。 お話の方は 悪性の脳腫瘍で、死を宣告された男が200年後の 世界に意識だけスリップした。 地表は殺人ウイルスが蔓延し人々は高さ2Kmの塔に 閉じこめられ完璧な階層社会を形成している未来へ。 平凡な一人の男が、天を衝く塔を崩壊から救う。 夢みる力が決して失われる事のない世界へ。 読み始めてすぐに、これってアメリカのあの事件に 影響を受けて書き始めたんだろうなって、思ったら やっぱり後書きにそう書いてありました。 お話そのものは、なんだかRPGの設定みたい。 コンピューターに制御された環境の中、貧富の差が 歴然とした未来に意識だけタイムスリップした男が 未来を救うべく奔走するお話なんですよね。 頭の良い秘書と、力自慢のボディガード、魅力的な 若い娘、不思議な力を持つ老人達などなど、まさしく RPGに出てきそうな組み合わせ。 石田さんの作品はかなり読んでいる方なので、この キャラは作者が好きそうだから生き残るなとか、この 人は途中で命を落とすだろうなって予想したら、見事 ほぼ正解 最近相性が悪くなってきたかな~、彼とは。 初期の作品の方が勢いがあって好きだったかも、、、。 ブルータワー 800円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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