カテゴリ:読書(時代物)
記憶に残ってない、、、。 現代小説が続いたので、読み返してみるか!って 思い立って、寝る前に手に取った1冊です お話の方は 誰がお菊を殺したんでェ!最愛の妹の命を奪った 下手人を追って、大店の若旦那の地位を捨てた、 人呼んで「泣きの銀次」。 若き岡っ引きは、物言わぬ死体の声を聞いて涙する。 お侠な娘お芳の健気な想いを背に受けて、めざす敵は 果たして討てるのか? 鮮やかな筆が冴えわたる女流時代小説作家の人情捕物帳。 岡っ引きっていう職業なのに、死体に遭遇すると、亡き 妹の姿を思い出し、涙があふれて止まらなくなる銀次 初めて見た人は嘲笑するのですが、そのあまりに切なげな 泣く姿にだんだん惹かれていく、、、。 そんな設定が面白かったです お金持ちの実家から飛び出して亡き妹の仇をとろうと つき進んでいく姿には、なんともいえない清々しさを 感じさせます。 宇江佐さんお得意の人情物ですが、町の様子や当時の 生活ぶりの描写も丁寧で、読みやすい1冊でした。 泣きの銀次 619円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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