カテゴリ:読書(時代物)
こちらの読書仲間さんからお借りした本です
読み応えのある分厚さな上に、上下巻っていうことで、 一気に読めそうな日を選んで読み始めました。 お陰で、ずいぶん長く借りるはめになっちゃって。 ごめんね、RUSALKA♪ちゃん お話の方は 幼馴染みで、剣道部主将を務める高校生、白石友恵と 原口武蔵は、雨が降りしきる下校途中忽然と姿を消して しまう。 二人が目覚めたそこは平安末期、動乱の前夜だった。 生きていく為、その運命を受け入れていくしかない二人。 源義経と木曾義仲、乱世に突如登場した二人の武将は、 いかにして英雄になりえたのか──。 歴史の非情な歯車と闘いながら、必死に運命に挑む友恵と 武蔵。 二人はそれぞれ愛する者のために大きな決意を胸に秘めた。 大胆な着想で「平家物語」を慟哭のロマンスへと甦らせた、 著者渾身の一作。 現代小説のカテゴリーに入れるか、時代小説に入れるかで 少し悩んだのですが、歴史小説としての完成度が高いので こちらに分類してみました。 これも切ない話ですね、、、 自分の意思とは関係なく、まさしく何も持たない状態で、 過去にタイムスリップしてしまったら、自分ならどうする だろう。 残してきた家族は?生活は? まだ10代なのに、生きていく為に前向きに進んでいく彼らの 姿がまぶしくもあり、頼もしくもありました。 生きていかなくてはいけない世界の知識は断片的にあるけど、 十分なものではない。 ましてや一緒に暮らしていく事によって、大事な人達になって きた人の身に、これから起こる事を知っていたら、、、。 あまりの切なさに何度か本を閉じてしまったので、私にしては 随分読み終えるまで時間がかかってしまいました。 歴史物が好きで、切ない系の話が好きな方にお薦めです 君の名残を(上) 君の名残を(下) 各780円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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