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2009年06月23日
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カテゴリ:読書(時代物)
私の好きな時代小説作家の1人の松井今朝子さん。
彼女が直木賞きらきらを受賞したのがこの作品です。
最近文庫化されたので、やっと読めました。

お話の方は

廓遊びを知り尽くしたお大尽を相手に一歩も引かず、
本気にさせた若き花魁葛城。
十年に一度、五丁町一を謳われ全盛を誇ったその時、
葛城の姿が忽然と消えた。
一体何が起こったのか?失踪事件の謎を追いながら、
吉原そのものを鮮やかに描き出した時代ミステリーの
傑作。選考委員絶賛の第一三七回直木賞受賞作。


姿が消えたっていうのも、帯などに書いてあるから
そうなんだって思っただけで、お話の中ではなにが
起こったの明らかにしないまま書き進めています。

アガサ・クリスティーの作風を髣髴とさせるような、
過去に起こった事件を登場人物が想像や、推理を
交えながら語る内に、全貌が明らかになってくる
っていう手法で描かれています。

茶屋の主人や、廓の番頭、遣り手婆ぁ、廓の主人、
お馴染みのお客などなど、ものすごい数の登場人物
なのですが、書き分けが見事なので混乱しないのは
作者の手腕ですね。

読んでいる内に吉原の作法や、そこで暮らす人々の
生活が色鮮やかに目の前に広がってくる。
今で言う吉原マニュアル本っていう感じに、プラス
謎解きの要素を加えたのが面白いスマイルなと。

展開に意外性はなかったのですが、緻密な文章力に
圧倒されました。
これからもずっと愛読していきたい作家さんですウィンク



吉原手引草
630円





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最終更新日  2009年06月24日 01時19分08秒
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