『幸せはシャンソニア劇場から』を観てきました
こちらも2週間くらい前に観た作品。単館系だけど押えておきたかった1本です。お話の方は経済不況や戦争の影が忍び寄る1936年のフランス、パリ北部の街角にあるミュージックホールを舞台に力強く生きる親子、恋人同士、音楽仲間たちの物語が華やかな音楽とともにつづられる。人々から愛されるシャンソニア劇場が不況のあおりを受け、不動産屋に取り上げられる事態に。支配人のピグワルは仲間たちとともに劇場を取り戻そうと、オーディションに来た美しい娘ドゥースの類まれな歌声を頼りに、再び公演を始めるが……。いかにもフランス映画という感じの、この作品。映像の雰囲気も昔の映画っぽくて、なんだか観てて懐かしい気持ちになっちゃいますこの頃のフランスの時代背景についてかなり勉強不足だったので、ちょっと判りにくい所もありましたが、基本は閉鎖された劇場を再び皆んなの楽しめる場所にしようと立ち上がる労働者のお話です。借金で差し押さえになった建物を、勝手に占拠して修復したり、興行を始めようと行動を始める訳で、これって法律的にどうなの?って思っちゃう点もありましたが、楽しみのない時代だからこそ劇場が必要だと行動を起こす彼らはピュア。元支配人には、仕事をして安定した生活を送る事で離れ離れになってしまった息子とまた一緒に暮らすっていう夢もあるのでまた別の意味で必死です。 他の登場人物それぞれにも、色々な過去と事情がありエピソードもたくさんあるのに最終的にコンパクトにまとめた手法は見事でした。突っ込みどころは多々ありますが、一生懸命な彼らの頑張る姿と、見事な歌の数々を堪能するだけでも観る価値はあったと思います。ドゥースを演じてた新人女優のノラ・アルネゼデールは可愛いし、歌もスタイルもパーフェクトで今後の活躍が楽しみですね~♪同じ監督の代表作の『コーラス』実はまだ観ていないんですよね(^^;こちらもDVDで早くチェックしないとな~。幸せはシャンソニア劇場からオリジナル・サウンドトラック2500円コーラス メモリアル・エディション(DVD) ◆25%OFF!3701円