『魔神』和田はつ子
初めての作家さんに挑戦してみました以前RUSALKA♪さんのHPで紹介されていた作家さんのホラー小説です。内容の方は(楽天ブックス参照)人間の焼け焦げた骨と肉の塊が、文化人類学者で、英陽女子大助教授の日下部遼のマンションに投げ込まれた。一方日下部の近所の神社で白木の箱に入れられた新生児の死体が発見された。死体は神への供物なのか?そして二つの事件に接点はあるのか?日下部と女性刑事水野薫のコンビがおぞましき殺人事件の真相に挑む、ホラー・ミステリーの傑作長篇。 っていう感じです。考えてみたらホラー小説なんですよね刑事さんが出てくるのでミステリーのつもりで読んでしまったので、殺人事件の犯人はすぐに予想がつき、じゃぁ気になる動機は何なんだろう?っていうのも思った通りだったのでその点では物足りなかったです。背筋のぞっとするような描写が結構あるのでホラーとしての嫌な恐さがありました。あと主人公が学者なので、食文化や文化人類学のことが多岐にわたって記されていて、それを読むのは面白かったです。食べ物の記載が丁寧なので、読んでてとてもお腹が減っちゃいましたよ魔神(まがみ)714円