少し濃い味付けは・・・
今日は、ちょっとだけご馳走にしました。なぜなら、家族が明日から出張へ赴くからです。今までも、出張がなかったわけではなかったのですが、今回はなぜか、ご馳走にしてしまいました。ふたりで囲む食卓は、いつもなら普通のことなのですが、本当は、ものすごい僥倖によってあるものなのかもしれません。そんなことは、お義父さまが倒れて、ゆうきだけが家族の実家へ赴いたときに散々思い知らされたことではあったのですが、最近ずっと、このふたりで囲む食卓を、味わっていただけに、慣れきっていたのかもしれません。ゆうきの実家の味付けよりも少し濃い目の、味付け。君は、僕の味の好みをよくわかっているよね。家族がつぶやきます。わたしの好みより、少し濃い味付け。流れる月日は、少しずつ人の行動を変えるものなのですね。そんなことを思ってしまいました。