テーマ:ロマンス小説 読書日記(461)
カテゴリ:読後感想
無垢なプライド*ダイアナ・パーマー*ハーレクインプレゼンツスペシャル PS63 あらすじ 法律事務所で秘書として働くベッキーは、 祖父と弟二人の家庭をたった一人で支えている。 ある日、上の弟が問題を起こして連行されたという知らせを受け、 ベッキーは担当の地方検事に会いに行った。 検事のオフィスのドアを開けたとたん、彼女は驚いた。 法律事務所のあるビルのエレベーターでよく会う無愛想な男─ ローク・キルパトリックが中にいたのだ。 家族の不祥事。苦悩の中で彼女が迫られた選択とは…。 独断と偏見 こんなヒーロー、ダイアナヒーローじゃな~~いっ!! 読み終えて一番印象に残ったのは冒頭の思いのみ・・・ 確かに、何本かに一本 素直にヒロインにロックオン状態のヒーローを描くダイアナ母さん まさしくその貴重な一作がこの作品でございましょう。 とにもかくにも家族のために自己犠牲をものともしないヒロイン 無償の愛を家族に差し出しタダひたすら家族のために生きるヒロイン 愛情に恵まれなかったヒーローがその愛を欲し誘惑していくのですが いつものダイアナヒーローなら ヒロインのこともその家族のこともほっぽらかして タダひたすら鬼畜に行動するんですが 今回は違いますの・・・ ヒーロー自体も自己犠牲の精神で ただただ、ヒロインの愛がほしいよ~~ と・・・陰になり日向になり惜しみなくヒロインを手助けする なのにそんなヒーローをこのキチク・ダイスキーな エセロシア人のロマ読みさんは 「こんなヒーロー、ダイアナヒーローじゃねぇっ!」 と、不完全燃焼をおこしいきなり【白い薔薇の~~】を引っ張り出して再読後 「そうそう、ダイアナヒーローはこうでなくっちゃ!」 などと妙に悦に浸るあたり 実は本物のダイアナファンなのかもしれない(いつの間にファン!?) ストーリー自体は 単純でありながらなかなかしっかりと描かれた ヒューマンドラマティックで読み物としては一気読みの秀作でございました。 なかなかいろんな評判を聞いてダイアナに手を出しそびれてる方々には いいダイアナ入門編としてお勧めできる一作でございましてよ ましてどうやら単発なので(スピンはなさそう) 安心してお読みいただけるのではないかと・・・ 個人的にはヒーローの 仕事上の敵なのにいつの間にか仲間になった弁護士 かの、デイビスとヒロインの仕事仲間マギーの にしきへびが取り持つ恋物語が読んでみたいかも~~ などと、本編中にアチコチ目移りする人材がてんこ盛りなのが 今後のダイアナ地獄を暗示しているようでちょっぴり怖いのですが なかなかよかったのではないかと・・・ いや、もしかしたらあまりの地雷にやられて 少しロマ読み感覚に障害が出てるのではないかと 不安になる事例ではございますが ダイアナなのに素直に面白かったとここに懺悔いたします。 (懺悔かよっ!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/02/19 03:35:15 PM
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