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カテゴリ:私の日常
元々彼と、鍋をしました。
いろいろあって、結局、私の家で。 久しぶりに、もう何年ぶりかに、 彼を私の家にあげました。 絶対、家にはあげない!と 拘っていたのだけど……。 一緒に暮らしていたときのように、 私が食事の支度をし、 彼がテレビを見ながらビールを飲み、 テーブルセッティングをする。 私「なんか、懐かしいね。こういうの」 彼「あはは、そうだね。綾乃は、料理上手だから、 食事が楽しみだったんだよなぁ」 私「上手じゃないよ、あの時は、できないから頑張ってたんだもん」 彼「え~、そうなの? 料理作るの好きなんだと思ってた(笑」 別れてからはじめて、話しました。 一緒に暮らしてた頃のわたしたちのこと。 それから、いつものように仕事の話をしたり、 彼の上司や後輩(私の昔の上司や先輩でもある)の近況、 彼が最近凝ってるデイトレなんかで盛り上がって。 そうこうしているうちに、彼のほうが先に酔っ払って しまい、ソファでウトウト……。 私は、その間に食べたものを片付けて、 それでも彼は気持ちよさそうに寝ているので、 パソコンに向かって、明日の仕事の準備をし始めた。 すると、目を覚ました彼が話し掛けてきた。 彼「綾乃、こっちおいで」 私「やだよ」 彼「そんなに嫌がるなよ……」 私「……」 彼「……」 帰るかなと、思った。 が、なかなか彼は立ちあがらない。 と、思ったら、また眠り始めた。 寝言だったのかなぁと、 私もソファのはじっこに座って、 テレビを見始めた。 すると、彼は私の手をぎゅっと握ってきた。 振り払おうとすると、さらに強く握ってきた。 抵抗を緩めても、 彼は、それ以上何もしなかった。 それ以上何も言わなかった。 ただ、暖かい手で私の手を握っているだけだった。 また、それから私の手を握ったまま ウトウトしていたかと思うと、急に 彼「帰るよ」 と、起きあがった。 別段、機嫌が悪いでもなく、 帰り支度をし、彼は玄関に向かった。 彼「旅行(私の一人旅)、気をつけろよ」 私「うん、ありがと、●●●さんも帰り気をつけてね」 いつもと同じように、彼は帰って行った。 また、話せなかった。 彼が、私たちの関係をどう考えているか。 でも、まいっか。 今回のことで、今までの拘りが薄れてきた。 それから、ちょっと私は気づいたことがある。 彼は、仕事で不安なことがあると、 私と会いたいと言ってくるような気がする。 その証拠に、いつも自分の仕事をもってきては、 私の反応をすごく気にしている。 同じ会社で働いていたときも、そうだった。 私が異動しても、私のところに企画書を持ってきて 「どう、思う?」なんて、よく聞きに来た。 みんなに聞いているんだろうなあと、 彼と仲のいい同僚に、 私「●●●さんって、よく自分の企画に意見求めてくるよね~」 と、何気なく話したら、 同僚「え? そう? 一度も相談されたことないよ」 こんなこともあった。 私が、仕事にいきづまりを感じ転職を決めたときに、 事後報告したら、 彼「そんなこと考えてたなんて、知らなかった。 相談相手になってやれなくて悪かったな」 と、寂しそうだった。 私は、だいたい自分の人生決めるときに 人(親も同じく)に相談することのない人なので、 びっくりしたのを覚えている。 私は、彼にとって同志なのかもしれない。 彼と同じ部署にいたのは、たった2年。 しかもその頃の私はまったくの新人だったから、 そんなふうに思われているなんて、 考えてもみなかったけど。 そうだ、《彼は私を同志と思っている》。 そう考えれば、もっと彼と気楽に つきあっていけるかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月08日 06時02分18秒
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