言葉を使いたくなる環境って!!
ちょっと最近深く考えていることが有る。人はどうして言葉を使おうと思うんだろう。どんな環境だったら言葉を使いたくなるんだろう。って。仕事柄、言葉が出にくい、発語がゆっくりな子ども達と関わっている。小集団で遊んで行く内に、親御さんや周りがびっくりするぐらい、お話が出来るようになる子もいる。実は私自身も3歳ぐらいまでほとんど喋らなかった子どもだったらしい。これは、中学校の家庭科の宿題で幼少期の頃の事を聞き取りして、レポートにして提出ってものがあり、その時に知った事。大学時代に教職課程の児童心理学の授業でも、自分の発語問題の訳を考えたことが有る。おそらく、今の健診体制だったら、3歳ぐらいまでほとんど喋らなかったって言うのは大きな問題で、療育を勧められていたでしょう。私も4歳の頃に子育て教室みたいな所に半年行ってたらしいので、療育的な意味合いだったのかもしれませんが・・・。でも、自分が覚えている最少の記憶が4歳ぐらいの記憶で、その頃は桜田淳子の「私の青い鳥」や「犬のおまわりさん」「不思議なメルモ」などの歌をよく歌っていて、尾道の伯父ちゃん(父の兄)夫婦が、遊びに来た時に歌って聞かせてものすごく喜んでもらったって事。だから、自分が3歳ぐらいまでほとんど喋らなかったって事が信じられなかった。でも、小学生の頃に舌ったらずの喋り方をからかわれたことがあって、音読や前に立つことに苦手意識を持ったしまう。学校では大人しいどころか存在感が無いもんだから、イジメの標的にもなったし・・・。今でも前に立って話す事は苦手意識は有るけど、絵本の読み聞かせは大好きになっている。また、こんな風に文章を書くことは大好きだったりする。じゃあ、私はどのタイミングで、言葉を発する事、言葉で伝える事が出来るようになったんだろう!!紐解いて行くと、やっぱり、16歳の時に、みのや雅彦さんのハイヤング京都で始めて自分が書いたハガキを採用されて、みのやさんにラジオで自分の書いたことを話題にしてもらった。って言う経験がターニングポイントになったような気がする。それがきっかけで、事があれば、番組にハガキを出して読まれて、また書いて・・・。時には、ラジオに電話出演させてもらって・・・。って流れの中で、高校では目立たない子だったけど、みのやさんのラジオの中では、ちょっとはラジオネームで知られた子にはなったんだよなぁ。やっぱり言葉って、誰かに自分の事を分かって欲しい。他者と一緒に遊びたい。思いを誰かに伝えたい。って思いがあって育つってことだなぁ。誰かに認められるって経験も言葉を育てるのに必要だよなぁって。私がこんな風にBlogやTwitterやFacebookとか、思いを発信出来るようになったのは、みのやさんにハガキを書いていたことがベースになっていると思う。人と話すのは得意ではないけど、文章でなら思いを伝えることができるよ!!って。私も仕事で関わっている子ども達が、思いを伝えたいって思ってもらえるような存在でありたいって、子ども達の伝えたい気持ちを大事にしていきたいって思っています。