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テーマ:今日のお出かけ ~(8126)
宇宙旅行に行ってきました。 カレンダーを見て、「ああ、もう6月も終わりだなぁ」と思ったときにふと思い出したんです。日本橋で昨年末から上映されているプラネタリウムが今月末で終わりだってこと。子供たちを学校と幼稚園に送り出した後で、急遽ひとりお出かけです☆ 三越の前の小さな黒い建物。「日本橋HD DVDプラネタリウム」上映は「宇宙へのパスポート」と「星空の贈りもの」の2種類。せっかくなので両方観ることにしました。
おすすめは「宇宙へのパスポート」。映し出される500万個(!!)の星の中に一般公募や詩人・文化人の寄稿で編纂された「宇宙連詩」が浮かび上がり、朗読されます。遥かな広がり、そして命のきらめきを感じるメッセージ。小学2年生の詩も有名詩人に負けない輝きを放っていました。そして二部構成の後半はいよいよ宇宙旅行。地球を出発して太陽系を高速移動、オリオン大星雲に向かって星の誕生を見ます。そしてオリオン大星雲からも離れていくと...、銀河系も抜けてその外側からはるか遠くなってしまった太陽、そして地球を思います。最後には銀河系すら暗闇の中に無数に輝く星のようになって宇宙の無限の広がりに圧倒されるのです。 例えば太陽系の火星から木星に移動するのに、最新の探査機を使っても数年かかるのだそうです。太陽の隣の星に向かっていくことすら、まだまだ不可能な話。それでも科学者たちの研究によって、こんなに気の遠くなるような世界をCGではありますが見ることができるなんて。 地球の小ささ、そしてその上に住んでいる人々の小ささ。そんな小さい自分なのに泣いたり笑ったり日々いろいろな体験をしていて...。でももしかしたらあんなにたくさんの星々があるのだから、きっと地球のように生命を育んでいる場所が他にもあるに違いないと力強く思わせるプログラムでした。ちっぽけなストレスなんて、ギュッと圧縮させてしまおう!という気分になりました。 「星空の贈りもの」の方は星の数こそ違いますが通常のプラネタリウム。でもチベットの星空に降り注ぐ雪や、南極のオーロラも美しい映像で体験することが出来て、素敵でした。
私の興味はかなり深かったと思います。日本から見える星空の1等星の名前はほとんど知っていましたし、惑星を回っている衛星の名前も、そして星座にまつわる神話も図書館の本を片っ端から借りては読んでいました。小学校3年生ぐらいのときにはお友達を集めて天文クラブを作っていたほどです。父には何度もプラネタリウムに連れて行ってもらいましたし、寒い冬の真夜中に、カメラのシャッターを開けっ放しにして撮影する「星の移動(正しくは地球の自転ですが)」の写真も撮ってもらったことがあります。子供の趣味にめんどくさがることなく付き合ってくれた父にはとても感謝しています。 その頃は天文学者になりたいと思っていました。なりたいものはいろいろと変化しましたが、大学生になったときに一般教養の選択授業で「天文学」があったときには「あの頃の夢よ、ふたたび!」のようなイメージで迷わず選択しちゃいました。・・・が、天文学って実は数学なんですよね。(天文学的数字、なんてよく言うくらいだし。)最初の授業でその素敵な夢のイメージがもろくも崩れ去ったのは言うまでもありません。
帰りがけにCOREDO日本橋に寄ってバナナ・リパブリックやセレンディピティを見てきました。イッタラの食器を買っちゃおうかなと思いましたがうちの在庫を片付けてから…と思い直して、購入したのはこちらだけ。ボンヌのミルクグラスの瓶が欲しかったのと、ピンクのはファロの「カシスマスタード」。色の可愛さで買っちゃいました!辛くなくて甘酸っぱいマスタードで、ローストビーフなど赤みのお肉に合うのだそうですょ。
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Last updated
2007.06.28 16:24:40
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