鉄の母親
今月末、期末試験が待ちかまえています。お姫も4年生になり初めての試験。きちゃったよぉー、どうしよー。状態です。以前のサバイバル小の時は、それはそれはお勉強一本な学校でしたが、この江南圏にある小学校は、体育では毎回水泳の授業があり、放課後はサッカー部・野球部・バトミントン部・インラインスケート部バスケ部・・・・etcがあり、文武両道って感じがします。お姫は、趣味である生命科学部に入っており、毎週のように生き物をお持ち帰りしてきます。先週は実験と了して、鶏の卵が孵化する直前の状態を観察する授業があり、その話は、やーーーめーーーてーーーと、鳥肌ものでした。それはそうと、もう試験勉強のお付き合いは嫌ですー!!いや、どうせやるんだったら、小テスト方式にして段階ごとにやれば、まだ楽なんですがこう一学期のすべての範囲を基本&応用でドカンとこられると堪りません。平日は時間が限られているので、2時間半で100問を解く勉強をしています。試験を受けるのはお姫自身なんですが、横で監督するわたしが「わからん!わからん!」を連呼されヒスられた時には、代わりにわたしが勉強して試験を受けた方がずっと楽なんじゃないか!?とさえ思います。(それは言いすぎました;)実は、お姫が去年行ったIQテストは140で、たしか上位でした。そこそこやればそこそこやれる子なんじゃ?と淡い期待をもちましたが、IQと勉強は別物というのを実証してくれています。(^^;)お姫は算数が苦手なんですが、何度叩き込んでもすぐ忘れてしまいます。小4の算数なので、ポイントさえ抑えればアルツなわたしでもなんとかなるのですが。・三角形の角度は180°四角形は360°で計算・時計での角度は360°÷12で5分=30°・試験範囲の文章問題は掛け算or割り算(要・読解力)・割り算&掛け算(よくミスる) わたしもコツや注意事項をリピートし過ぎて疲れました・・・・。そうそう、理科で出題される乾電池と電球の連結問題も苦手。どうやら、理系になると頭がショートしています。その割には、趣味のHP作成に燃えており、画像加工したり好きな曲をダウンロードしてアップしたりと、誰も教えていないのに賑やかなHPになってます。理系は得意分野なのか?苦手分野なのか?よくわかりません・・・・。ところで、フィギュアスケートのキムヨナちゃんのお母さんは、以前から尊敬する女性の一人です。エピソードの中で感銘を受けたことは、他の母親は練習中は室内で待機しているのに、ヨナ母は寒いスケート場にずっと立ち、アドバイスしていた。また、スケートだけではなく、もし選手として花が咲かなかった場合、すぐ勉強にシフト出来るように、勉強もしっかり見ていた。 ヨナちゃんが思春期の頃は、孤独なスケート漬けの日々。時には友達として、時には母親として支えたが、毎日が喧嘩の連続で戦争だったことなどです。そうして現在。成功の道を歩んだヨナちゃんは「自分は子供を生んでも同じ道は歩ませたくない」と思っており、母と娘の幸せは同じ物差しでは計れなかったと、ヨナ母の切ない気持ちも新聞記事で読みました。わたしも元アスリートだったので、ヨナちゃんの気持ち、そして母親となって未熟ながらもヨナ母の気持ちもわかります。そして、、、今、韓国で子育てしているわたしといえば、・・・・・正直いえば、、、「試験勉強?嫌なら好きにすれば?」と、ほっぽり出し逃げたい!!そして、「勉強だけがすべてじゃないよ。人には得意・不得意があるんだよ。」と。それはわたしも娘と同じく辛いから。でも、まだその結論を出すには時期早々だし、理屈ではわかっているんです。母親として少しでも負担を軽くしてあげ、ある程度、本人が自覚を持ってひとり立ち出来るまで、やっぱりわたしの出番は必要だ、と。韓国での学歴社会での現実や、酸いも甘いも知ってしまった以上、子供の勉強をサポートすることは、母親としての責任だという気持ちが重く圧し掛かってきます。鉄の母親。ヨナ母を思い出し、もう一度、自分に渇を入れたいと思います。とは言っても、鉄の母親になれるのも、きっと才能が必要なのかも知れません。たぶん、明日もわたしの頭がショートしてしまうはず・・・。ショートしまくりの頭です。