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テーマ:夢を叶える人になる(1190)
カテゴリ:mental
「私、失敗しないので」
そう言う姿が何とも格好よかった美しい外科医がおりましたが、悲しいかな現実の世界ではそうはうまくいきません^_^;。 日々の暮らしの中で、失敗は避けられないのです。 電車に乗り遅れた。 魚を焦がした。 ビールを飲み過ぎた。 失敗というのはショックなものです。 なので、すぐに反省モードには入りにくいものです(そうでない方もいらっしゃいますが)。 わたしのような不出来な人間は、まずそこで言い訳を考えてしまいます。 そして、失敗をそのことになすりつけて、ほっとひと安心するという、実に愚かな思考回路をたどるのです。 電車に乗り遅れたのは、歩きにくい靴で、ダッシュが出来なかかったから →靴が悪い 魚を焦がしたのは、ちょうどそのとき一緒に作る酢の物の手順を考えていたから →酢の物が悪い ビールを飲み過ぎたのは、ビールが美味し過ぎるから →ビールが悪い とにかく脳内ではこんな言い訳大会が繰り広げられます。 そして、ややあってから、その阿呆さ加減にさすがに気づき、やっと反省をする気になるのです。 しかし、あらゆる失敗の中で、ひとつだけ何のせいにも、誰のせいにも出来ない失敗があります。 それは「後悔」という、まさに悔やんでも悔やみきれないことです。 あの時、こうしていればよかった、という失敗だけは、自分ひとりに責任があります。 たとえ、家族や上司や先生や友の反対があったからと言っても、それを決めたのは自分だからです。 家族や上司たちが、実力行使で阻止しない限り、それは1000%、自分が悪いのです。 ということは、数ある失敗の中でも、自分の気持ちさえ固まっていれば、1000%、後悔することだけは避けられるのです。 後悔の念というのは、何ともやるせなく、また悔しいものですが、この地団駄を踏みたくなる思いは、まさに自分が勝手に引き起こしたことだから。 さらに、大切な、愛すべき自分に対して不義理をしたということ。 これはものすごい痛手ですが、心配しなくても、自分の気持ち次第でそんなしんどさとは一生無縁で過ごせるのです。 そのためには、自分の心の中から生まれて来る、欲望に対してしっかり忠実でいる。 これしかないと思います。 心の中には、ちゃんと自分がよりよい道を往くための標準装備があって、「これがしたい」「こうなりたい」ということは、その装備が送ってくれるサインだからです。 なので、人生の質をより上げたいのなら、このサインを信頼し、素直に受けとるよりないのです。 自分の心から生まれたことは、決してないがしろにしてはいけない。 そのしっぺ返しこそ、あの嫌な「後悔」なのですから。 その証拠に、心はちゃんとわかっているのです。 やって失敗したことと、やらずに失敗したことでは、圧倒的に後者のほうがダメージが大きいと! 多分こういうことは、若いときのほうが臆病になると思うのです。 経験値が低いので。 むしろ大人のほうが、大胆になれるはず。 何度も立ち直って来たという、確かなバックボーンがあるのですから。 加齢という切ないものも、考えようによっては武器になります。 心の中から生まれたものを大切にすくいあげ、実行していく勇気をいつも持っていたい。 そして後悔と無縁の日々を過ごそうと思っています。 それはきっと、これまでたくさん愛と時間をプレゼントしてくれた、家族や友への恩返しにもなるはずですから。 xxx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月11日 10時28分37秒
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