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悠久の唄 ~うたの聴けるブログ~

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2005年10月08日
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カテゴリ:作詞スクール


添削5

(元詞) 『逢いたい』


あなたに逢いたい
あなたと初めて出会った時からずっと…
気になっていた
あなたに会えなくなってからずっと…
あなたのことを考えてる
あなたはどうなのかな
あなたも私と同じならいいな
そう祈ってる

あなたに逢いたい
メール入れてもなかなか返事くれないね
私の一方通行かな
でもあなたのこと好きでいていいかな
もっとあなたのこと知りたい
もっともっと

あなたのこと考えるとすごく
あなたに逢いたくなる
あなたに逢いたい
この気持ち どうしたらいいの?
もうとまらない この気持ち…
どうか受けとめて…

私のこと もっともっと知ってほしい
あなたに…
あなたに逢いたい
あなたに会えなくなってからずっと…
あなたのこと考えてる
あなたはどうなのかな
信じてる
あなたも同じ気持ちだと…



静間さん、こんにちは。
『夢』に続いて『逢いたい』、シンプルなタイトルが続きますね。
2つの作品を読んで感じることは、『設定』もシンプルだということです。
作詞の中で、人称の形や季節、時間、場所、天気、言葉に現れない背景、登場人物の年齢などを『設定』といいます。
『設定』を決め、『ストーリー』(の有無)を決めながら、詞は書いて行きます。
2作品のように『手紙調』の詞は書きやすいものですが、読み手に視点の動きを感じさせません。
今度はぜひ、『設定』をたくさん盛り込んだ詞も書いてみて下さい。

『心理描写』と『情景描写』、『叙情詞』と『叙事詞』というのがあります。
心の様子や動きを表すのは素人でも簡単とされています。
逆に情景や出来事を表すのには、表現力が必要となります。
表現力を磨くためにも、少しずつ『情景描写』に挑戦して下さい。

私の言っていることは、プロの作詞家と同じレベルに1日も早く到達していただくためのものです。
しかし、どうか作詞は難しいとは決して思わないで下さい。
静間さんが紙の上に零した純粋な言葉は世の中に1つしかないものであり、それだけで宝石のように輝いています。
自分の言葉を紡いで紙の上に表現できることは、とても素敵なことです。
私はただみなさんに、作詞の技術と定着している理論世界を伝えて行きます。


「あなたに逢いたい あなたと初めて出会った時からずっと… 気になっていた
あなたに会えなくなってからずっと… あなたのことを考えてる
あなたはどうなのかな あなたも私と同じならいいな そう祈ってる」

まず、厳しい言い方ですが、中学高校生の詞によく見られるパターンだと言えます。
まさに作者の心情であり、伝えたい事なのですが、それでは日記と一緒です。
たとえば、上の内容を、全く違う言葉や表現で、情景や出来事を使って、季節感などを使って間接的に、読み手に伝えることを考えてみて下さい。
ストレートな表現は、技術や装飾に慣れ親しんで充分飽きてから、初めて威力を発揮します。
『逢う』と『会う』を使い分けているのには、何か意味があるのでしょうか。
一般には、恋人に会ったりする時は『逢う』を使います。


「あなたに逢いたい メール入れてもなかなか返事くれないね 私の一方通行かな
でもあなたのこと好きでいていいかな  もっとあなたのこと知りたい
もっともっと」

文脈にエラーは見られません。
たたみかけるように、次々と水が溢れ出て来るように、作者の心が現されて行きます。
読みながら引っかかる所がないので、リズム良く読み進めることができます。


「あなたのこと考えるとすごく あなたに逢いたくなる あなたに逢いたい
この気持ち どうしたらいいの? もうとまらない この気持ち…
どうか受けとめて…」

気持ちを書いているうちに、エスカレートして来るというのは、よくある事です。


「私のこと もっともっと知ってほしい あなたに… あなたに逢いたい
あなたに会えなくなってからずっと… あなたのこと考えてる
あなたはどうなのかな 信じてる あなたも同じ気持ちだと…」

とても私的な詞であると言えます。
瞬間的な作者の心はよく解りますが、その他の背景などが何も書かれていません。
読み手には、『あなた』はどんな男性なのか、作者との関係、恋愛の種類、時間的な心や背景の流れ、といったものが解りません。
時として、これでは自己満足という批判を受けてしまいます。
作者がいくら切ない想いに心を焦がしていても、それは読み手に伝わって行きません。

前回も述べましたが、『構成』をしっかり考えて下さい。
通常、作品には『サビ』という部分が存在します。
メロディの一番盛り上がる所です。
サビが最初に来るのを『前サビ』と言います。
最後に来るのを『後サビ』と言います。

『構成』とは、たとえば、1番(A→A’→B)2番(A’→B)や1番(A→B→C)2番(A→B→C)3番(B→C)というように組み立てます。
1番(A→B→C)を『1(ワン)コーラス』と言ったりします。
唄を2番まで唄うことを『2コーラス唄う』と言います。(全部唄うのは『フル・コーラス』)
1番のAと2番のAでは、字数をそろえる(ある程度)ことが、当然必要です。

『展開』も覚えて下さい。
作曲にも必要なことですが、最初から最後まで同じ調子だったり、同じこと(意味)の繰り返しだったりでは、読み手を感動させたり、その詞が読み手の心に残ることはできません。
途中や最後で、ガラッと調子を変えたり、意味を反転させたりすることが必要となります。
それが『展開』です。
ストーリーのある詞を書いてみるのが、『展開』を覚える近道です。

現実の作詞家の仕事では、自分の書きたいことばかりを書けるということは、ほとんどありません。
決められた曲に詞をつけて行ったり(『ハメコミ』と言います)、クライアント(依頼人)にコンセプトを指示されたり、詞の雰囲気を指定されたりします。
スピードも重要です。
だいたい依頼から1週間のうちに作品を仕上げないと、仕事は他へ流れます。
作詞家とはプロのクリエイターなのです。


さあ、添削後の詞です。リズム感や字数を参考にして下さい。



『逢いたい』 添削


あなたに逢いたい
あなたと初めて逢ってから
あなたに逢えなくなってから
ずっと…

気になってしょうがない
あなたはどうなの?
あなたも私と同じ?
そんなはずない…

あなたのことを
考えている  祈ってる

あなたに逢いたい
メールに返事もくれないね
ネットの上は一方通行
いつも…

好きでいても良いのかな
あなたを知りたい
あなたは知りたい?
そんなはずない…

あなたのことを
想うだけで逢いたくなる
あなたに逢いたい 逢いたい
今も…

行き場のない この気持ち
どうしたらいいの?
受けとめてくれる?
そんなはずない?

私のことを
もっともっと 知ってよ

あなたに逢いたい
あなたと初めて逢ってから
あなたに逢えなくなってから
ずっと…

あなたのことを
考えている  念じてる






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Last updated  2007年03月14日 00時48分45秒
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